「もう20代後半なのに、彼氏が結婚してくれない。」「5年付き合っているのに結婚してくれない」「結婚の話を避けられる」
こんなふうに悩む女性は多いですよね。
こんな言葉を聞いたことがありますか? 「恋はタイミング」。
「今恋の話してへんわ」と思うかもしれませんが、実は、男性にとって「結婚」はタイミングだったんです。
周りの男性で「最愛の人と結婚しなかった」男性に複数聞いて、ようやくしっくりきました。タイミングが、我々女性が思っているよりも男性にとっては優先順位が高いんです。
●目次●
女性にとって結婚しどきとは?
周りの女性をみていて、という感じにはなりますが、女性は結婚って「この人と何年付き合ったからしたい」「大好きだからしたい」っていう感じが多いんですよね。
もちろん中には「私もう29歳!結婚しなきゃ!次付き合う人と結婚!」って思う人もいます。
要は、いろんなパターンがありますよね。
そして女性の中ではやはり赤ちゃんが欲しければ「タイムリミット」があります。それはどんなに医療が進もうと、出産、子育てに適している年齢には限りがあります。
なので、それまでに相手を見つけて、と結婚に焦るのはどうしても女性が多いわけですね。
では男性はどうでしょうか。
男性にとって結婚しどきとは?
男性にとっての結婚は、 今共働きの時代になっても、やっぱり「責任」の感じ方が女性よりも強いです。
だからこそ、自分が家族の代表になる、大黒柱になる覚悟ができないと、結婚に踏み切れない人が多いです。(責任感が強いってことなんですけどね)
女性からしたら、「一緒に結婚してから貯めればいいから早く結婚してよ」て思うことも少なくないのですが、意外とここが、なかなか覆らない人も多数いるんですね。
いくら貯めたら、いくら稼げるようになったら、など、自身の中で「結婚できる男ハードル」を作っている人が多い。
そのハードルを超えていなければ、たとえどんなに好きな彼女だろうが、「今じゃない」となってしまうんです。
女性がもしこういう「ハードル」を持った男性と付き合うとき結婚したいと思ったらどうしたらいいのか。
残念ながら、あなたの彼が頑固にこのハードルを持っているタイプなのであれば、「待つ」しかないんです。彼の「タイミング」を。
もちろん一概には言えない
もちろん男性の中では、「女性にはタイムリミットがあるから、早めにけじめつけないと」と考えてくれる人もたくさんいます。
ですが、責任感の出し方の違いといいいますか、「ハードル」を超えないとどんなに好きでも結婚できない、それでも押し切るなら別れるしかない、と考える男性も一定数いるんです。
「え?大好きな彼女が結婚したいって言ってて、自分も彼女のこと好きなのに、結婚は無理なん?」私も何度も話を聞いた男性たちに聞きました。
でも彼らには彼女と同じくらいこの自分で決めた「結婚ハードル」が大事なんです。そこは簡単には覆らない。
ただ、何も話し合わず待つのは絶対違います。お互いに本当に好きなら、「妥協点」を見つけられるかもしれないから。
「私は今したい」「俺は絶対今は嫌」と固定しているなら無理ですけどね。
「年収がいくらになったら」とか「●●歳には結婚したい」とか、 話し合いはしてみる価値があります。絶対に。
女性が粘って結婚したケース
私の元職場の先輩で、大学卒業してから32歳くらいになるまで10年近く彼氏と付き合っていた女性(Mさん)がいたんですね。
まあ世間一般の結婚適齢期は20代後半から30歳くらいだろうから、それだけ長く付き合っていれば男性も「結婚」を決めなきゃいけなくなってくるはず。
でも彼は一向に結婚に向けて動かなかったそうです。一方Mさんは、出産のこともあるし世間体もあるし(10年近く付き合ってまだ結婚してない彼氏って体裁悪いですよね)、とにかく早く結婚したかった。
二人は同棲していて、結婚観以外は相性よかったんです。
Mさんの彼氏が結婚に踏み出せなかった理由
Mさんの彼氏がそれだけ仲良くGさんと付き合っていても結婚に踏み切れないのはわけがありました。彼は非正規雇用だったんです。派遣社員だったんです。
でも古来からの「男性が大黒柱になる」という考えがしっかり植わっていたことから、どうしても踏み出せませんでした。
一方のGさんは中小企業ではあるものの長年正社員をしていたので、収入は安定していました。Gさんは、彼氏さんに大黒柱として息巻いて働いてもらおうなんて思っていなかったんです。それよりも早く結婚したかった。
「私が大黒柱になるから」Gさんはとうとう、男のプライドを尊重してきたにもかかわらずそこまで食い下がりました。それでもGさん彼氏はなかなか折れなかったんですね。
男性が【覚悟】の持てる状況になって結婚
Gさんが34歳になったとき、結局のところ結婚しました。彼氏さんが、正社員雇用されたのが大きなきっかけだったとか。
男性の中で「覚悟」がつくか、男性の価値観を変えられるような女性なのか、女性が待てるのか・・・。お互いの妥協点を探しに探して、最終結ばれたお二人でした。
未婚の間はカッカカッカしていたGさんは、結婚後は凄く穏やかな人になったとか。プライベートを持ち込むのはよくないですが、幸せになって精神安定出来てよかったなと元同僚としてこっそり思います。
男性が折れて結婚したケース
Sさんという社内恋愛で結婚した人の話です。入社して2年ほどで、社内合コンで彼氏ができました。その彼氏は周りから言わせても「イケメン」。なのに、女性経験はほぼなし。女性との交際のコミュニケーションは得意とは言えませんでした。
合コンで出会い、男性はSさんがタイプだったので猛アタック。そこから交際は、男性がうぶすぎて女心を分かっていないこと以外は順調でした。
Sさんは結婚願望が強く、付き合いだして2年が経った頃、彼氏に結婚を迫ります。
当時、1つ年上のSさんの彼氏は25歳。周りはまだ遊び回っている環境です。当然すぐに「うん」とは言えませんでした。
ただ、白黒さっさとはっきりさせて、ダメなら次に行かなきゃ、と考えていたSさんは、自ら大好きな彼氏にこう告げました。 「結婚するか、別れるかどっちかにして」と。
一度は別れた二人
この言葉を突き付けられたSさんの彼氏は、まだ結婚というものにピンとこず、別れを選択してしまいました。とはいっても、2年間、順調な付き合いをしていた2人。そう簡単に忘れられません。
結局1か月ほど別れの期間を経て、Sさん彼氏はSさんに「結婚前提にもう一度付き合ってほしい」と再交際を申し込みました。
結果この後復縁し、1年後には結婚。Sさんの願い通り、25歳で結婚することができたんです。
女性の魅力が勝った
このカップルが結婚したのは、男性がSさんを「特別な人」だと強く思えたからですね。もし「じゃあ仕方ないね、俺は今結婚できないからいい人捜してね」のタイプだったらSさんは今頃別の人と結婚していたことでしょう。
ただ、男性が唯一無二と感じれたことにより、女性の希望のタイミングでの結婚にこぎつけることができたんですね。
ただ、じゃあ結婚できないのは「女性に魅力がないから」と言われたらそういうわけではありません。男性のプライド、大黒柱の重圧がメンタルの大部分を占めていれば、そこを崩すのが難しい人だって多数存在します。(感覚値ですがこのタイプの男性の方が圧倒的に多いので、Sさんは非常に幸せ者だと言えるでしょう)。
ただ、やはり「ほかのどこにもいない特別な存在」であることは一つかなりキーになると言っていいでしょう。
自分と向き合おう「彼と結婚がしたいのか、結婚がしたいのか」
結局のところ、今彼がいて結婚ができず、話もできずに悩んでいる方、話しても進まない方は胸に手を当てて考えてみて下さい。 あなたがしたいのは【結婚】なのか、それとも【彼との結婚じゃなきゃダメ】なのか。
もし、【結婚して早く子供が生みたい】という事であれば、彼と話し合ったうえで、折り合いがつかなければ別れも視野に入れるしかないでしょう。(Sさんのように、別れるか結婚かを選んでもらう、ということですね)
結婚もしたいけど【彼とじゃなきゃ嫌】ならば、そのままの気持ちを伝えましょう。「あなたとしたいから、あなたがいつになれば結婚ができるのか教えてほしい」など、結婚という言葉を恐れずに出して話し合う必要があります。
話し合いになったところで「絶対結婚なんてしない」というタイプなのであれば、あなたの今後のライフプランを考え直す、もしくは別れなきゃいけないことになりますからね。
悩んでいる人の多くが「はっきりさせるのが怖い」「彼がその話を避けてくる」って言うのが多いんです。でも、これは大事な問題。彼が、あなたのことを本気で大切に思っているのであれば、きちんと向き合ってくれるはずです。
1日1日年は取っていくので、堂々と、対等に話して2人の未来を考えることを強くお勧めします。筆者はまだ結婚してませんが、周りのカップルや既婚者、未婚者をみてこれは強く言えることです。