退職時に有給消化はできる!拒否を恐れず申請しよう!【特技は転職】

もう夏のボーナス目前ですね!ボーナスをもらってから退職を伝えようと思っているあなた!退職時にもう一つ勇気を出さなければいけない申請がありますよね!?

ただでさえ退職も言いにくいし、迷惑かけるのに有給消化は難しそう・・・諦めるしかないかなあ

こんな風に考えている人、結構多いですよね!?勿体無い!!かく言う私も、知識のない新卒のときは、会社を辞める時に、「うちは小さい会社だから有給消化はできない」と言われ、2年間いたのですが、トータル消化は風邪を含め3日、おそらく17日くらいを諦めて辞めました。

なんと勿体無い

勇気が出ない気持ちもわかります。ですが、これを読んでそれでも申請しないのかもう一度考えてみましょう。

有給消化を諦めたらどれだけもったいないか計算しよう

money

そもそも有給って、「休んでいるのにお金がもらえる」制度です。当たり前ですが。あなたが普段一生懸命働いているのと同じ扱いで休んだ日もお給料が発生します。

簡単に有給消化を諦めるって、お給料諦めてるのと同じですよ??

例えば手取りが20万だとして(計算しやすいからね)、有給が15日残っているとします。あなたはその月に働くのは5日だけです。(20日営業で計算)。

5日しか働かなくても、お給料は20万円もらえるんです!!もしこの15日を放棄すると言うのなら、それは、15万円(この日の場合1日1万円計算)損するのと同じなんですよ。

名前が「休暇」だから軽んじて諦める人もいますが、これはあまりにも勿体無すぎます!

次が決まってて転職までに時間がなく、退職の意を1ヶ月以内に伝えてしまったなら多少諦める必要性もあるかとは思いますが、自分の手取りお給料を営業日で割って、その諦める日数分計算してみると大切さがわかると思います。

今まだ退職を悩んでて、有給休暇を諦めようとしているなら、その考えははっきり言って捨てるべきです。

有給休暇を反対されたらどうしよう・・・法律、知ってる?

仕事がつらい

やめると言うことすら言いにくいのに、さらに休みをたくさんくださいなんて言い出せない・・・そんなお人好しな人もまだまだ日本にはたくさんいます。(本当に日本は真面目で勤勉で気使いいですよね、褒めてます)。

それが故、有給消化なんて至難の技になってしまうわけです。

法律を知れば怖くない(退職するまでの時期)



でも、法律をまずは知っておきましょう。結論から言えば、法律上会社に「有給消化してからやめるな」と言う権限は微塵もございません。

まず、法律ですが、退職のタイミングについては下記のように定められています。

改正第627条

  1. 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する

ー民法第627条より引用ー

つまり、雇用期間が定められて雇用形態でない場合、いつでも退職は申請でき、申請後2週間で辞められる、ということです。

法律を知れば怖くない(時季変更権は使えない)

会社は、実は有給休暇の時期の変更を支持できる権利を持っています▼

使用者は、前各項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。

ー労働基準法第39条より引用ー

ですがこれはあくまで時期の変更を支持するものであって、拒否できるものではありません。時期変更が認められるのは、その人にしかできない業務があるか、業務に多大な損害が出るか、です。

退職となれば、「変更」する先の日時がないので、「まとめてではなく分けて取ってほしい」というのは良くても、「時季変更権」を乱用して使わせずに止めようとすることはできません。こじらせれば裁判沙汰です。

その法律を理解する上で下記の例をみてください。

以前に某知恵袋で、企業の方がこんな質問をしていました。(内容は引用ではなく要約です)

社員が退職届けを出してきて、退職までに1ヶ月もないいのに、挙句有給を2週間申請してきました。

これって泣き寝入りするしかないんですかね?

by人事担当

その答えはどうだったと思います?そう、法律上は、企業は諦めて取らせるしかないんですよ!!

でも1ヶ月前に言って2週間後に有給って、2週間前に退職言わないとダメなんじゃないっけ

そう、この人の場合、退職の意思自体は1ヶ月前に言っているので、法的に責任はないんですよね。その上で、自分の権利である有給を申請した。

もちろん、仕事の引き継ぎもあるので、流石に引き継ぎだけでも1ヶ月はあげたほうが倫理的にはいいと思いますけどね。これはもうモラルの問題です。ですし、強硬手段に出ないと嫌がらせされるとわかっている場合などは、仕方ないと思います。こう言う手段に出ても。

法律的に良くても会社的に気まずい・・・それでいいの?

仕事が嫌だ

よくありがちなのが「みんなに迷惑かけてやめるし、休みまでは言いにくい。言ったら気まずい」といった悩み。

本当に気まずいんですかね?

気まずく思うような相手、仕事辞めてから会うんですか?退職するんだから、全員と仲良しこよしというわけにはいかないんです。誰かに仕事のしわ寄せが行くだろうし、全員があなたの退職をよく思っているわけない。

いいじゃないですか、 4社転職経験しましたが、好きでもない人、辞めてからただの1度も顔合わせてませんよ。合わせるとしたら、仲のいい同僚の結婚式に招かれて、その人たちも居合わせる場合ですが、そんなの無視すればいいじゃないですか。

本当にね? 割り切ることでうん万円、いやうん十万円の価値のある有給が取れるなら、あなたはどっちを優先しますか?

大体の場合は、転職も多いこの時代、有給使うことだって黙って受け入れてくれますし(受け入れざるを得ないから)、ほんの少しの辛抱ですよ。

私の場合は、やめると告げてからまる1ヶ月くらいは働きました。有給は早めに言ったものの、周りも「そりゃそうだよね」と思った以上にすんなり受け入れてくれました。

気まずくも思いましたが、何事も慣れ。今は開き直っています。(最終出社日目前記)

有給休暇だと意識するから気まずく感じますが、給料を払う人以外は、あなたがいなくなることに代わりはないんです。遅かれ早かれ。やめる時期が早まったくらいにしか思わないし、なんて事ありません。堂々と取りましょう。今まで有給を使わずに頑張ってきた分なんですから。

退職の意思を伝えたら、有休消化の旨も伝え、いつからいないかを双方ではっきりさせよう

気まずいから言いにくい、とギリギリになって有給を喚く方がよっぽど会社にとっては迷惑です。もちろんそれも規定に沿っていれば可能ですが、うまく言いくるめられてしまうこともあるでしょう。

気まずいどうこうのメンタル面の話はおいておいて、あなたと会社双方の認識を合わせておくことが一番大切です。

これは実際にあった直近の実体験ですが、同じ6月末日付退職希望者が私の他にもう一人いたんです。しかも、退職の旨を伝えたのは、同じくらいの時期。

なのに私(勤続2年半超)はまるまる有給の残りを使えて、多部署の先輩(勤続10年超)の先輩は数日しか使えなかったんだとか。

実際その先輩になぜ休めないか聞いたら、「引き継ぎができていないから」だそう。

つまり、言ったところで終わりではなく、きちんと有休消化したい旨は自分で早めに上司に伝えることが大切です。

私は退職することを伝えた直後と、数日後に上司からもいつから有給か確認があったので、きちんと上層部も対応してくれましたが、結局この場合は有給の旨を早めに言わなかったこと、かつ上司が対応が遅いことが原因でこんなそんな差が生まれたものだと思われます。

そうならないためにも、退職を伝えた時に、有給消化する意思もきちんとつたえましょう。

どうしても自分で交渉する勇気がなければ、プロに相談




どうしても自分で交渉がしにくいなら、今流行りの、会社や上司へ連絡不要!【退職代行ガーディアン】に相談してみましょう!有給休暇や退職までの手続き、場合によっては退職金請求などの交渉までしてくれます。大きなメディアにも取り上げられており、「返金保障がない」のも一つの特徴。

弁護士が運営しているというので、かなり安心ですよね。実際には、色々な退職代行サービスが出回っていますが、最終的に金銭の請求などになったときはどのみち弁護士の人でない場合、法律的に皮弁行為に当たる可能性があるようです。

その点も弁護士運営なので請求までお願いできるから安心ですよね。LINEでも相談できるので、まずは自分の状況を相談してみては?

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退職が少しでも迷惑をかけないようにしたいなら、引き継ぎをしっかりと!

気まずさを考えて有給を考えるあなたは優しい人ですね。でも、やめるんだから迷惑はかかります。それを最小限にしたいなら、あなたがいなくなった後、誰かが業務内容がわからなくて困る・・・という状態を予防しましょう。

業務の負荷が増えてしまうことは仕方ありませんが、引き継ぎ不足で、わからずバタバタしてしまうのは、きちんと業務内容を引き継いでいれば防げるはずです。

引き継ぎをしっかりしておけば、よほどでなければ円満にやめることができるでしょう。

そのためにしておくことは、シンプルです。

引き継ぎでしておくこと
  1. 誰にどの業務をふるか、振り残りがないかしっかり打ち合わせする
  2. 引き継ぐ相手が知らない業務なら、簡単でもいいのでマニュアル作成
  3. 引き継ぎは対面でしっかりと。できれば相手が引き継いでからチェックする期間があればなおよし

私も退職をビビった時、先に辞めた先輩に聞きました。どうだったかって。

「気まずかったけど、会社の外に一歩出た瞬間の開放感はやばかったで」

そう、ビビってるのは今だけです。素敵な新しい人生が送れますように!!

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