会社に勤めていると、経験することが多いのが、「異動」ですね。会社の意向で動かされると、なかなか受け入れがたい時もあります。
私は2019年3月、2年務めた部署を異動するよう命じられました。そして同年6月いっぱいで退職に至りました。今振り返っても後悔はありません。
ただ、退職を考えているときは、悶々とするでしょう。そんな時に、私が経験した体験談が少しでも役に立てばと思うのでシェアしたいと思います。
●目次●
「異動したばかりで辞めたい」場合に最短どのくらいで辞められるのか
「異動したばかりで辞めたい」となると周りからは「もう少し様子見なよ」と言われることが多いのではないかと思います。
一応法律上、原則2週間前に雇用主に退職の意志を告げれば、退職することは可能です。実際に2週間で退職する人が少ないのは、現実的に考えると周りの人への引継ぎ等、物理的に難しいのでみんな数か月退職の意志を伝えてから働き続けているだけです。
なので、たとえどんなに反対されても「本当に嫌なら2週間で辞められる」ということは知っておいて損はありません。
「異動したてで辞めるなんて申し訳ない」は本当か
異動するとまずは、部署内の人に挨拶して、新しい仕事を新しい部署の人に教えてもらいますよね。ノートを持って走り回り、慣れない仕事を一つ一つこなしていく。非常にストレスが多いです。
ただこれは、引き継ぐ側、仕事を教える側も同じ。自分の業務プラス、人に教えるという業務はかなりハードです。
それをしてもらいつつ、もうすでに「辞めたい」と考えてしまう。そして「申し訳ない」という気持ちでいっぱいになり、どうするべきか悩みます。
私も教えてもらった先輩には最後まで申し訳ないなと思いました。
でも、ここで考えてほしいのはあなたの幸せ第一です。
仕事が苦痛で仕方なくても、周りに「申し訳ない」だけを原動力にあなたは続けますか?
他にやりたいことがなくてとりあえず頑張ってみる分にはいいでしょう。でも、「イヤイヤ」なのに、「申し訳ない」という理由だけで、とりあえず2年居座りますか?居座った先に得るものはありますか?
この答えがYESなのであれば、頑張って続けて下さい。でもNOであれば、下記も知っておいてください。
異動したてで退職するメリット1:引継ぎは意外と早い
私は実際、4月に異動し、6月に退職しました。引継ぎ期間は長いものではありません。私は転職は何度も経験していますが、 異動直後の引継ぎは私が想像していた以上に早かったんです。
異動直後にやめるメリット:引継ぎは早い
なぜでしょう?そう、まだ新任として移動したばかりなので、前任から引き継ぎたてなのです。つまり、前任は、まだ仕事をしっかり覚えています。
なので、自分の仕事をもう一度引き取ってくれるんです。
そこから後任がいる場合は再度引継ぎをするか、あなたがやめる前に後任に引き継ぐか、になります。
さらに言うなれば、 新任、いわば引継ぎたてなので、フルの力を発揮できてないんです。つまり、0.8人前だと思っていいでしょう。徐々に仕事を増やしていっているところなので、完全にフル稼働で3年働いていた人が辞める時よりも引継ぎは圧倒的にスムーズです。
なので、「とりあえず申し訳ないから1年いよう」とか思うぐらいだったら、 どのみち1年後にもっと労力をかけてしまうので、辞めたければ引継ぎ後でもやめたらいいんです。
異動したてで退職するメリット2:人間関係が割り切れる
移動したてであれば、人間関係はそんなに出来上がってないですよね。なんとなくまだ自分が浮いている場合もあるでしょう。
なので、 「あ、この人合わなかったんだ」と思われるくらいです。
私は全然新部署になじむ前にやめたので、誰からも何も聞かれることはありませんでした。
唯一1番仕事を教えてもらった先輩には「合わなかったんだね~」って言われたくらいで済みました。
何年も一緒に働いている部署を辞めるとなると、いい関係を保ててる人にも負担をかけるし、情もあるし、精神的にも辛いです。
でも、異動したてだと、そういう「人間味」が故のしんどさは少ないんですよね。
異動したてで退職するデメリット:転職活動の際に不利?
異動してすぐ退職というのを転職活動の際に、面接で話すことになるでしょう。
その際に、ちゃんと 辞める判断基準に至った経緯を言えるようにしておく必要があります。
- 元々英語を使って仕事をしたかったからこの会社に入った。で、そこで精一杯貢献できるように努めてきたけれども、突然1ミリも英語を使わない部署に異動になった。
- 仕事をしようとしてみるも、仕事のやり方も従来と全く違い、非常にアナログで、どうしても肌に合わなかった。
- やっぱり私は海外との連携をとって働くことに意義を感じており、それがなくなったまま働くことはできなかった
みたいな感じのことを面接では答えてましたね。
要は 面接官が「なるほど。だから転職したいんだね?」と思ってもらう事が大事です。これさえ思わせることができればいつ辞めたっていいんですよ。
なので、この 「異動直後の転職は不利かどうか」は、「動機次第」ということになります。
異動直後の転職が不利になるかは面接や書類の準備次第。
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私も利用させていただきましたが、面接対策もしてくれたので新卒の就活よりうーんとやりやすかったです。(※筆者は就職氷河期の人ですw)
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異動したてで退職するデメリット2:辞めるまでは新部署で完全にアウェイ
もうこれも実体験ですが、仕方ないです。
メリット側でお伝えした、「人間関係が割り切れる」ことの副作用ですね。まだ人間関係出来てない、 引継ぎしたてなのに辞める人なんて、新部署の人からしたら「なんやねんこいつ」ですよ。
そりゃそうです。なので、よく思われなくて当たり前。
なので、いい意味でも悪い意味でも非常にドライな関係性になります。
異動から2か月で仕事を辞めての振り返り
結局私は異動から2か月で仕事を辞めてしまいましたが、今振り返っても後悔はありません。
むしろ、以前いた部署のことは思い出しても、最後異動した後の部署のことなんて、メンバーすらうろ覚えくらいの状態です。
覚えているのは、すんごい人間関係が浅くてアウェイだったことだけ。仕事には違和感しかなかったし、どう考えてもなじめませんでした。
私の場合、ボーナス7月なのに6月で辞めたんですよね。それだけはちょっともったいなかったな~。後悔といえばそれくらいです笑。
なので、今、「迷惑かけたくない」と転職をもし思いとどまっているのなら、異動したてはむしろ、「辞めやすい」ぐらいに思ってもらっても大丈夫ですよ。
中途採用で入ってきた人が、あっという間に辞めていくことありますよね。残された人はあれを見ている感じです。
「あ。あの人合わなかったんだね。」って。
辞めるまでの時間はしんどいと思いますが、それはいつ転職したって一緒。
部署が合わないなら、人生には限りがあるんだし、思い切って転職活動をスタートしてみるのもいいのでは?
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ネットショッピング感覚で、とりあえず眺めるだけでも、転職したいと思うかもしれませんよ。
転職するかしないか決めきれない時
基本的に、人生って、自分一人で何かを悩むより、その道のプロに相談する方が早いんですよね。
転職経験ある人の話を聞いて回ってもいいし、自分の今のしんどさ、悩みを誰かに打ち明けてもいいし。
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