転職が初めての人はものすごく転職に対するハードルが高いですが、すでに転職を経験した人の中でも、もう1回転職したいと思う人もたくさんいます。
転職を経験しているからこそ、1度目よりも転職に対する自分の中のハードルは下がっているでしょう。
だからって1回目と同じ感じで動くべきではありません。
残念ながら、日本社会はまだまだ【転職回数が多い人】に対して厳しい視線を送る企業が多いです。
ということは、 やみくもに再度転職して、また数年後転職・・・を延々に続けるような事態は避けた方が無難。つまり、1度目、2度目の転職よりは、より自分と向き合い、転職後の「転職しなければよかったのかな」や「こんなはずじゃなかった」を防ぐ必要があります。
1.今までの自分の歴史を整理する
まずは自分のこれまでの「歴史」を整理します。これは複数回目だろうが、初めてだろうが、就職活動に臨むなら避けては通れないステップ。「当たり前やん」となりそうですが、もっと真剣に受け止めて下さい。
すでにあなたは、何年か前に、このステップをおそらく軽くでも踏み、自分と向き合い、前職から現職へいろんな思いをもって転職したはず。
前職から転職するにあたって、今回の転職は想定内ですか?
想定内なら、前職からの転職からすでに今までを思い描いているはずなので、その想定内のストーリーを一度整理し、その思い描いていたストーリーの続きを描けるよう、転職活動を進めて下さい。すでにビジョンが立っていれば、あとはそのビジョンを叶えられる運命の企業に出会うのみです。
今回の転職は、前職からの転職に当たって、想定外だった場合。
色々なことが重なって、転職を再度しようと思ったんですよね。まずはその 歴史を、鮮明に引っ張り出し、その時その時の自分のビジョン、感情を思い出してください。
就職後からだけではなく、できれば進路を決める、高校受験(人によっては中学受験かもしれませんね)ぐらいまでたどってください。
絶対に詳細を引き出す必要があるのは下記10項目です。
- 前職(転職今回2回目の人の場合は新卒の就職活動時)への就職理由
- 前職を得るまで活動した就職(転職)活動の大事な軸(思い出せるだけ)
- 現職への転職希望理由
- 現職への転職活動時の自分のビジョン
- 現職への転職活動時に重視したポイント
- 前職で頑張ったこと
- 現職への転職のきっかけ
- 現職で自分が頑張ったこと
- 現職で自分が苦手なこと
- 現職を辞めて転職したい理由
こんなに!?と思ったでしょうか。それとも少なかったでしょうか。
今回の転職が想定外だった場合、また想定外の転職をしないですむためにも、自分のことをより深掘りし、知る必要があります。1回の転職ではわかりえなかったこともたくさんあるはずです。
自己分析の意味もありますが、それと同時に、今後待ち受ける面接を乗り切るために必要なことを準備していることにもなります。
なぜなら、今回の転職はあなたが想定していなかったからです。
転職の面接を受けるにあたり、ほぼほぼ聞かれる質問が「転職理由」です。それが複数回となると、企業はいい印象は持っていないことが多いです。
だからこそ、あなたの人生に起こった全て(複数回の転職も)が全て必然だったと語れるようにならなければいけないのです。逆に言うと、これさえできれば、聞かれづらい複数回の転職理由も堂々と語れるようになります。
事実に基づきつつも、どう頑張ってもマイナスになるような事柄は入れる必要はありません。ここで大事なのは、就職から現在に当たるまでのプロセスがすべて想定内、必然だったと自分自身を納得させることです。自分が納得していないのにうわべだけで語ると、苦しいですからね。
2.今回の転職で叶えたいことを大量にリストアップする
今までの自分の歴史の整理を徹底的にすれば、これは必然的にすることになるでしょう。
今あなたには、自分の人生のストーリーができていて、それをすでに自身が納得しています。ストーリーを描けているということは、今後も描けていますもんね。
そのストーリーには、
- この転職を機に叶えたいこと(仕事、プライベート含む)
- 転職先を選ぶうえで重視する条件
- 今後の自分のライフプラン(結婚・家族が増える・家の購入、転居など)
- 自分の幸せな生活を送る姿
は含まれていますか?
ただ、こういう仕事が次はしたい、では、今までの転職と変わりません。どういう仕事をしたいか転職時に考えるなんて当たり前のこと。大事なのは、その仕事をしながらいきいきと生きている自分が想像できるか、自分の思い描く生活に、やりたい仕事、会社は合っているのか?ということです。
「そんなんこれからやん」もちろんそうなんですが、上記を考えることをさぼると、またもや「こんなはずじゃなかった」と、想定外の転職をしたくなるかもしれません。面倒に思うかもしれませんが、楽しく、幸せな自分に妄想を膨らませましょう。
ここまでしっかり自分と向き合ったら、後は企業探し!
ここまでしっかり自分のこれまでの歴史と向き合い、自分の得意、不得意、これから描くストーリーができていれば、あとは自分の行きたい方向に合う企業を探し出すだけです。
数々の企業情報がある中で、探すことに疲弊してしまうこともあるかもしれません。ですが、あくまでこの転職は、自分の未来に必要なステップであり、自分の幸せを叶える手段です。
ただやみくもに今までのように企業にエントリーしたりせず、自分にマッチした企業を探しましょう。
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