就職、転職活動で、絶対に避けて通れないのが【面接】。こればかりは、逃げも隠れもできませんよね。よく、就活がうまくいかない、転職が億劫だという人の理由のトップ3に入るといっても過言ではありません。
ですが、何事にも、「コツ」というものが存在します。もしあなたが「転職・就職の面接のこつ」を知れたら、この先の就職・転職活動はどうなるでしょう?実は「楽しくなる」んです。なんたって、自分を受け入れてもらえるわけですから。自信もつきます。
面接経験回数30回以上、転職面接勝率90%の筆者が、転職・就職活動での面接の極意をこっそり教えます。
●目次●
あなたが面接官だったらどうする?シュミレーションクイズ
ここに、同じ条件の事務就職希望者が2人います。あなたは面接官です。どちらかを次の面接に進めたいです。そして、二人は同じような見た目、経歴、能力です。この場合、2人の面接の感じで、どちらを取るか考えてみてください。
前提→前職も事務職。一通り会社の説明を受け、面接の後半の会話シミュレーション。
前提→前職はアパレル職。一通り会社の説明を受け、面接の後半の会話シミュレーション。
さて、どちらが印象に残る、好印象だと思いますか?二人ともやる気はあるんです。
誰でもできる面接突破術:具体的にたくさん質問をする
「は?」と思いました?そう、これだけなんです。
能力にずば抜けたさがあればまた結果は別ですが、ある程度書類選考やSpiで能力は似たり寄ったり。そうなると、あとはいかに面接のパフォーマンスがいいかなんですよね。
で、それは言葉遣いでも、姿勢でもなく(それも大事ですが)、【質問する姿勢と情熱】です。
ただ思いついたまま質問するのはダメです。必ず下調べはしておくこと。でないと「あ、何も調べずにきたな」とかえって印象を悪くすることになります。
具体的な質問ポイント:自分の入社後のイメージした上での質問か
とにかく印象付けたいからって、闇雲に質問すればいいのではありません。好印象を残す質問は「入社後のイメージがきちんとされた上での質問かどうか」です。
たとえば、仕事内容を具体的に聞きたい場合、
日頃の仕事内容ってどういう感じの流れですか?と聞くのと、
実際にこういう業務があると思うんですけど、これって〇〇〇〇ですか?など、自分の思ったこと、疑問に思っていることをまぜつつ業務を聞くのでは差がありますよね。
入りたい気持ちがあればあるほど、質問は具体化します。考えても考えても聞きたいことが出てこない場合、実はあなたはその会社に行きたいと思っていないのかもしれません。
募集要項は読んだものの、仕事内容がもっと具体的に知りたい
こういう業務やってみたいけど叶うのかな・・・
いつか産休取りたいけど、取得率ってどうなの?
もし今後部署異動がしたくなった場合、異動もできたりするのかな
入ってから誰が教えてくれるんだろう?どういうスキルがあればより必要とされるんだろう?
査定はどのようにされるんだろう?
などなど
質問する上で心得ておくこと:「聞くの気まずい」ことも堂々と聞け
上記のような質問を考えた時、例えば産休だったり給料に関する面って、どうしても「受かりたい」が先行しすぎて聞きにくかったりしますよね。
でも考えてみてください。あなたは入社を前向きに考えていて、その上でその会社のことを細かく知りたがっている。そんなあなたを「こんなこと聞きやがって」と落とす会社なんて、こっちから願い下げじゃないですか???
面接は「選んでもらうため」じゃありません。「お互いにとっていいかどうかを判断する場」です。
入社してから「きちんと確認しておけば良かった」じゃお互いにとって不利益なんです。
選ぶ・選ばれる両方の立場として、堂々と必要なことは時間の許す限り質問しましょう。
具体的に聞きすぎて的外れたらまずい?!それよりも情熱で語れ
どうしても、具体的に質問しようとすると、ある程度会社の情報を調べた上で、それが事実の前提で組立てなければいけませんよね。でもこれを意識しすぎると、無難な印象に残らない質問しかできません。
あなたは募集要項を読んで「こういう仕事をするのかな?」とイメージを膨らます。でも、その正解なんて、その社員さんしか知らないんです。はっきり言って「知らなくて当たり前」です。
だから、仮にあなたが色々募集要項の業務内容から想像して具体的質問をして、それが実はあなたに求められている業務じゃなかったとしても「こいつわかってない」という印象にはならないんです。「知らなくて当たり前」なので。
むしろ「よくそこまでウチを調べて考えてくれたな、本当に入りたいんだな」となるわけです。
前職を見つけて応募する際、私はどうしても入りたくてたまりませんでした。
調べられる限り調べ、カスタマーとして馴染みのある商品の取り扱いだったので、具体的にカスタマー目線の意見と、自分がサービス提供側に回るならこういうことがしたい、と新しい商品の企画まで想像して、具体的に面接で話しました。
本当に、ものすごく具体的に。価格まで行かずとも、具体的に新しく商品を私の妄想の中で生み出したのです。
ですが、実は私は、そもそもそのカテゴリに配属予定ではありませんでした。(募集要項には私が想像したものと、それ以外に2つほど部署カテゴリがありました)。
なので私が熱く自分の考えた商品カテゴリを語った後、面接官に「実は君はこっちに入って欲しいと思ってて・・・」と言われた時、「やってしまった」と思ったんです。想像して暴走して話しましたから。
でも、面接後に面接官に言われた言葉は「すごくよく入社イメージができているね」という褒め言葉でした。具体的に私に求められているエリアは全く違ったものの、熱意をすごく評価され、結果的に受かったというエピソードがあります。
「知らなくて当たり前」なことをどこまでイメージして話せるかで、他の面接予定者とも差をつけられるわけです。
面接の鍵を握るのは、質問されてる時ではなく、自分が質問する時
面接といえば、過去のことから転職理由から色々聞かれるイメージが強いとは思いますが、面接を突破するのは、実は「質問タイム」です。時間の許す限り質問しましょう。「こんなに聞いていいのかな。時間取りすぎかな」と考えるのは不要です。
相手も仕事なので、時間がなかったら切り上げにかかるでしょうし、あなたに興味がなければ、質問すらさせてくれないかもしれません。なので、質問するチャンスをもらったら具体的に数が思いつくなら「●つお聞きしてもよろしいですか」、聞いていくうちに増えていくかもしれないなら、「いくつかご質問させてください」とし、相手の時間を気遣いつつも、相手がもういいだろうという態度に出るところまではオッケーと捉えて質問しまくりましょう。
日本人ポリシーとしてだいたい遠慮がちですので、たくさん濃い質問をすれば、必然的に面接官の頭に残ります。数ある志願者の中から「覚えてもらう」というのは、突破で一番大切なことと言っても過言ではありません。
質問タイムが勝負とわかった今、あなたが何をするべきか、もうお分かりですよね?
具体的に入社イメージを膨らませ、「入りたい欲」を高めればいいのです。後は勝手に色々聴きたくなるでしょう。
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私も初の転職で、履歴書、職務経歴書の添削から、面接で話すことまで事細かにアドバイスもらいました!
親身になって聞いてくれるから、一度話だけでも聞いてみては?
面接を受ける前に:自分の強みと弱み、言える?
新卒の就活では必ずといっていいほど、「自己分析をしてください」と言われますよね。私、あれは軽視してました。なんならそれになんの意味があるんだ、くらいバカにしてました。でも、今ならわかります。
自分を売り込みたいなら、自分のいいところと悪いところ、自分が知ってなくて誰がわかるんですか?って話です。あなたの親友や家族は、面接についてきて代わりにPRしてくれますか?してくれませんよね?ということは、自分でPRしないといけないんです!
よくわかってなかったら、グッドポイント診断を無料で受けてみるのもアリ
自分の長所、短所を把握したうえでトークを選ぶのもとても大切です。自分と向き合うためにも、まずはあなたの向き不向きが分かるグッドポイント診断を試して、自分の強み、弱みを一度調べてみましょう。
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一人でも多く希望の会社に合格できますように!
以上、キャリーでした。