関西外大在学中の方、これからなる方へ。
筆者は、関西外大を約10年前に卒業した者だ。
なのでこの記事は、 10年後のあなたの声だと思って読んでほしい。
私は何を隠そう、関西外大で過ごした時間が人生で一番楽しかったと堂々と言って回ってるくらい、外大を満喫した。
それでも「しておけばよかった」と後悔していることもあるし、やっててよかったなと思うこともある。
なので、あなたが 卒業してから後悔しないように、この記事を読んでほしい。
●目次●
国際交流センターCIEに通え
関西外大には国際交流センターという建物がある。正門から入って右手方向に歩いていくとすぐだ。
関西外大はそもそも、留学生の受け入れ人数は全国1位だったはず。約750人の留学生を毎年受け入れているのだ。コロナ禍以外は。
英会話学校に通ったりオンライン英会話を受けないと英語を練習する場がない社会人と違い、タダでがっつり留学生と交流しながら英語の上達がはかれるのだ。
使わない手はない。むしろ使わないなんて宝の持ち腐れもいいとこだ。
先程「タダで」と書いたが、もちろんそれは学費から捻出されている。使う方が絶対お得なのだ。
ちなみに筆者はというと、ほとんど使わなかった身だ。
外大はクラスが約25人ずつぐらいで構成されているのだが、そちらで友人ができて、ついつい遊ぶ方に身が入ってしまったためである。
でも、同じクラスの子でも、ちゃんと国際交流と両立させて外国人の友達を多く作った人もいたし、国際交流に通う他の学部の人とも仲良くなったりもしていた。
私は関西外大を目一杯楽しんだが、国際交流をちゃんと使わなかったのは唯一と言っていい反省だ。
留学準備コースは留学しなくても受けた方がいい
外大には今も変わってなければ、「留学準備コース」がある。これは、名前からすると「留学する人しか受けられないのかな」と思ってるかもしれないが、そんなことはない。
これほど英語力を伸ばすのにいいコースはない。絶対受けておくべき。
どういう授業かというと、ALL ENGLISHはもちろんなんだけど、とにかく課題が多い。しかも、海外式なので、プレゼンの量もハンパない。
どうしても日本の大学は授業を聞いてレポート出して、と割と受身型が多いが、留学準備コースはそうはいかない。
筆者はこのコースの存在を2回生の時に知って2回生で申し込んだが、1回生で早くも受けていた子もいた。せっかくだったら1年も2年も申し込んだ方がいい。
留学準備コースと一口に言っても、さらにそこからなんの授業をとれるかは、選考がある。
仮に興味のある授業がなかったとしても申し込んでおくべき。結局テーマはなんでもよくて、そこで「調べる力」「自分でプレゼンする力」をつけるのが大事なのだ。
私は3回生で留学をしたけれど、 英語がいつ一番伸びたかと思えば、この留学準備コースの受講中だったように思う。
もちろんクラスの人間関係の構築も一生物なので、おすすめとしては1回生の前期は普通にクラスで受講して、後期から留学準備コースを申し込むのがいいと思う。
人脈はしっかり作っておくべし
人脈なんて固い話をしているように見えるかもしれないが、要は友人は多く作っておこう。
外大に来ているということは、少なからず英語、海外に興味がある人たちだ。何かと卒業してからもこういった国際的人材の人脈はあって損はない。
そして、もっと堅くないことを話すと、海外旅行行こうってなった時にガイドしてくれたり、泊めてくれたりする家も増える。なんせ外大出身の人は国際結婚して海外に住む人も多いからね。
何年かしてワーホリに行く人もいる。なので、仮に自分でビジネスしたいなどの意思がなくとも、ある程度顔が広くなっていることは悪いことではない。
外大のシステムはなんでも使え
外大には外大生が英語力を上げれるために、色々なシステムがある。
せっかく高い学費払ってるんだから、授業だけではもったいない。あるものはしっかり把握し、使っていこう
外大特有のシステム:スピーキングパートナー
その中の一つは「スピーキングパートナー」だ。
私は落ちたんだか応募をしてなかったのか覚えてないが、せっかくだったら応募してみよう。 要は相手の日本語の学習を手伝い、代わりに英語の上達を手伝ってもらう、WIN WINの関係なのだ。
ただ、これは外大に行ってたから言えることだが、中には「スリーピングパートナー」ともじられていることも多かった。
要はそういう体の関係ね。まあ海外の人は手が早いからね。
私の友人も2人ほどスピーキングパートナーがいたけど、そこそこの関係だったかな?こればかりは選べないので、運です。
でも、応募して損はない。もしかしたら一生物の友達ができるかもしれないし、海外行った時泊めてくれる家が(以下自粛)
留学志望者はTOEFLの点数は高いに越したことはない
外大にいる間は何でレベルが決まるかって、TOEFLで決まる。このテストが死ぬほどしんどいし、
大人になった今でも二度と受けたいとは思わないが、このテストがその後の人生を左右すると言っても過言ではない。
クラス分けでもちろん最初の運命は変わるが、これは本当に縁の問題なので、その後友人関係が長く続くか否かはテストには関係ない。
でも、留学したいなら、TOEFLの成績はしっかり必要である。高ければ高いほどいい。何を隠そう、
私は学校の成績も出席も悪かったわけではないが、TOEFLで交換留学選考に落ちた。
交換留学と語学留学の違いは天と地ほどあるので(それは言いすぎか)、下記しっかり確認してほしい。
学校の出席率も侮るべからず
留学にはTOEFLさえあればいいかといえばそうではない。
「大学生=単位さえとればサボってOK」
と思っている人も多いかもしれないが、留学したいなら絶対真面目に行くべき。
私の元彼は、TOEFLすごい優秀だったのに、出席率が悪いせいで留学落ちてたので、
本当にバカにならないです。ハイ。
【知っておくべし】交換留学と語学留学の違い
交換留学か語学留学かはその後の人生を大きく左右することになりかねない。
念のためここで交換留学と語学留学のこの後における違いを確認しておこう。
- 海外大学費用が免除される
- 国内大学費用も留学期間免除される
- 語学学校ではなく現地の大学に通うので、就活時にも大きくPRできる
- 現地の大学に通うのでネイティブ友達ができやすい
- なんなら現地の恋人もできやすい←
- 課題がかなりキツイ
- 語学学校費用は免除される
- 留学中の外大費用は支払い要
- 英語が話せない人もある程度話せるようになる
- 英語以外は勉強できない
- ネイティブ友達は努力しないと作りにくい
私は今の生活が楽しいし、悔やむほど悔やんではいないけれども、やっぱり交換留学行ってみたかったなっていう悔いがゼロかといえばウソになる。
語学留学でも交換留学者同等くらいの英語力は身につけたが、ネイティブの友達がいないに等しい。ホストファミリーと、友達が連れてきてくれたネイティブ数人くらいだ。
恋愛だって現地の人と出来る確率もあがるし(これもぶっちゃけ大事でしょ?笑)、ありとあらゆる可能性を広げて臨めるのが交換留学だ。
就活の時点でもPR出来る質が違うだろうし(まあ何とでもなるのだが)、今から外大生活送ろうとしている、まさに1,2回生で過ごしているのなら、
TOEFLしっかりとって留学行きたいなら交換留学を狙うべきだ。
短期留学
頑張って交換留学狙えと書いたが、語学留学が悪いわけではないし、何のプログラムが悪いわけでもない。
変な話 留学なんてしなくても、外大のシステムを使いこなせば英語を話せるようにはなる。
ただ、海外経験をしたいというところであれば、短期留学もあるので知っておこう。
短期留学は1セミスター分の留学だ。しっかり単位も交換してくれるし、最短2か月の分からあるので、
頑張ってバイトしてお金貯めればいけないことはないはず。
興味のある授業は単位超えてもとっておけ
心理学やら韓国語やら人権問題やら環境問題やら、大学とはいろいろな授業を受けられる場である。
そしてその費用はすべて大学費用に込々なので、とればとるほどそもそもお得だ。
大人になって第三言語に興味を持ってしまえば、レッスン受けるのも費用が掛かる。
せっかく込々でなんでも受けられる環境にいる間に、興味のあるモノは全部取っておくことを強くお勧めする。
とにかく大学生活を楽しめ
外大をフルで楽しむには、やっぱり人も大事。しっかり、心置きなく付き合える親友を見つけておくことをお勧めする。
探してできるものではないけど、出会う人数が多いほうが、その中で気の合う人も見つけられる。
幸い外大はクラス制度があるので、クラスで仲良くなる可能性は高い。
たとえクラスのメンバーが合わなかったとしても、サークルや部活でも見つかるし、他の選択授業で見つけたって良い。
ここで出会う人は、一生の付き合いになる可能性が非常に高い。
やっぱり、多かれ少なかれ「海外」に興味を持っている人たちの集まりなのであって、
1年生の時から「いつ留学する?」なんて当たり前に話すのだ。
同じ志向の同志たちは一生の財産になる。
未来のことも心配になるかもしれないが、大学生活はたった4年間しかないので、
目いっぱい楽しんでほしい。目いっぱい楽しんでも「もっと楽しみたかったな」って思う筆者が言うんだから信じてくれ。
私が国際交流センターへ通うことを習慣化できなかったのも、私が行った頃にはすでに常連たちの溜まり場になっていて、いづらかったからである。まあ言い訳だけどね。