女性の中で誰もが一度された経験があると言っても過言ではない、「マウンティング」。学生時代はそこまで大差がなく、気にならなかったことでも、人生の様々なステージを超えるごとに、マウンティングしてくる女子に出会う確率は少しずつ上がります。
彼氏ができた時、結婚が決まったとき、結婚式をしたとき、子供ができた時、子供が立ち上がったとき、などなど。
たいていの人がこう悩むんですよね。いわゆる「情」ですね。
今後長い人生、自分の時間は実は微々たるものしかない、その中で、 本当にその「マウンティング」を我慢し続けなければいけないのでしょうか。実際私も、高校時代一番仲良かったであろう友達から、学校卒業、その子に彼氏ができたぐらいから、マウンティングをされるようになりました。
違和感ありながらも、この「ずっと友達だったし」という情に惑わされ、長いこともやもやしたまま付き合いを続けていました。その付き合いを経て、私が学んだこと、実際にやったことを経験者としてシェアできればと思います。
●目次●
そもそもマウンティングとは
そもそもマウンティングってなんなんでしょう?マウンテン(山)の音が入っていますが、これは造語で、英語ではありません。
意味としては「人を見下す、格付けする」といったところです。自分を山の上(上)において、人々(周りの人)を見下すといった意味があります。
マウンティングをとることで、「自分はいかに幸せか、すごいか」を認識するのです。逆を返せば、それをしないと、自分の位置(幸せ度とかすごさとか)が認識できないからしてしまう行為とも言えます。
マウンティングする【マウンティング女子】の特徴
実際にマウンティングする女性の特徴を見ていきたいと思います。たぶん自分がマウンティングを受けたことある人なら、共通点が多いのではないでしょうか。逆に言うと、知らないうちに自分が誰かに不快な思いをさせていないかも今一度見直したいところですね。
マウンティング女子の特徴1.自分一番
マウンティング女子の特徴は、「自分一番」です。ただやはり、日本の世の中普通に「自慢」してしまえば感じ悪いですよね。だから、実際結局真のところを掴めば「自慢」なのですが、それを遠回しに、かつ周りに認めさせる話し方をします。
よくあるマウンティングの話題としては、20代、30代女性だと、こういった話題が多いと思います。
マウンティング女子の特徴2:絶対負けない
そして例えば、こちらがそれに対し、「私も◎▽□×なんだ」と、例えばそのマウンティングが大したことなかったので、自分の状況を率直に返したりすると、向きになって「でも私のところは・・・!」と反撃してきます。自分が話したマウンティングで他の人が「勝つ」なんて絶対にいやなんです。
マウンティング女子の特徴3:私の話聞いて!「でも私は~」で話題乗っ取り
そして、自分が話していないと気が済まない。ほかの人の話は本当は興味ないんです。自分がさらに「優れている」ように思える内容には食いつきますが、大体他の話をしていると、まずは自分の話に持っていきます。
一回マウンティング女子に会って1対1でお茶したとしたら、終わって振り返れば、自分が話したのなんて、3割にも満たない、なんてこともしばしば。しかも恐ろしいことに。相手にその自覚は一ミリもありません。「私ばかり喋りすぎてごめんね」なんてあるわけありません。
マウンティング女子の特徴4:私の考えが絶対正しい!
例えば日本人には少なくはあるものの、少なからずいろいろなトピックを話せば、意見がぶつかることって友達同士でもありますよね。そんな時、マウンティング女子は絶対に負けません。全力で口で丸め込みに来ます。
結果 「こちらが折れておこう」となり折れれば、さらにマウンティング女子の中で自分の価値が高まります。「ほら、やっぱり私が正しい」と、意識なく無意識にインプットされてしまうんです。
- 自分が一番
- 一番じゃなくなりそうになったら反撃する
- 自分の話題ファースト
- 自分の考えが絶対
友達がマウンティングしてくる!究極の対処法とは
友達からマウンティングされると、あまりあからさまに嫌な顔をするわけにもいかないし、だからってめちゃくちゃ褒めたりするのも何か違いますよね。
もちろん上辺になってでもその人と付き合っていきたいのであれば、一番簡単なのは話を聞いてほめてあげることですが、それに違和感を覚えるのであれば、究極の対処法をやってみましょう。
そもそもなぜマウンティングをしてしまう理由を知ろう
何故、友達は大切な友達に対してマウンティングをしてしまうのでしょうか?なぜ、しなきゃいけないのでしょうか。答えは簡単です。
マウンティングをすることで、自分の今の位置づけ(自己判断)を確認し、「安心するため」です。「あ、私は幸せなんだ」「私はすごいんだ」「私は頑張ってるんだ」と確認するゆがんだ方法なのです。
マウンティング友達への究極の対応法
マウンティングしてしまう理由を分かったところで、究極の対応法です。要は、マウンティングすることで得られる「自分がいかに優れているか」を感じさせなければいいんです。
(え、「大変だね」とか「すごいね」とかないんだ・・・?【がっかり】)
(大変なんだよ?どう?大変でしょ?忙しいでしょ私?)
(全然大変とかリアクションないじゃん・・・)
もちろんこの会話例は少し大げさなのと、そもそもたったこれだけで撃退できたとは言えませんが、 要は、相手がマウンティングするうえで得られそうな快感になりうる言葉を返さなきゃいいんです。
いじられキャラになる人は、いじったときの反応が面白いから周りがするんですよね。もし、ノーリアクションだったら、その人はそもそもいじられキャラにはならないはずだから。それと一緒です。
マウンティングしても一切【私は優れていると認識できる何か】が得られないのであれば、マウンティングする価値がないので、あなたの前でマウンティングすることはなくなるでしょう。
それであなたのことが気に入らなくなってあなたと関わらなくなるなら、それは仕方ありません。そもそも本人を「イイ」と思わせるだけの存在なのであればこっちから願い下げですよね。
もう友達のマウンティングにうんざりしているのであれば、使ってみる価値ありです。(1回で効果があるわけではないので、あからさまではなくさりげなく続けることが、マウンティングをフェードアウトさせ、相手との関係性も悪くならないコツです)。
マウンティングする友達といるのが苦痛になってきたら
マウンティングをさせまいと会話のリアクションの感じを工夫したり、関係性によっては「その言い方は傷つく」など率直に言う手もありますが、それでも相手が変わらない場合もありますよね。
その場合、やはり今までの情があるから「あ、誘われたしまた遊ばなきゃ(いつの間にか義務感、そして気が進まない)」と足を運ぶことも多々あるでしょうが、それであなたは本当に良いんですか?
嫌な思いをしながらマウンティングされ、それでその友達といる時間あなたは幸せですか?
すでに色々試したり話したりして嫌なのであれば、「友達をやめる(フェードアウトする)」ことも選択肢に出してもいいんです。
これはなかなかグループの人間関係だったり、しんどい部分もあるかもしれませんが、 社会人になって時間が貴重なのに、わざわざプライベートの時間に嫌な思いを自らしに行く必要はないんです。
徹底的に話して辞めてもらう、という方法ももちろんありますが、しんどければフェードアウトもOK。フェードアウトというのは、遊びに誘われたとき、2,3回断るんです。相手もそれ以上は誘ってこなくなるでしょう。
例えばグループで他の子と仲良くしたいのであれば、グループとしてでなく、個人でその子を誘えばいいじゃないですか。わざわざ不快な思いなんてしなくて済みますよ。
マウンティングする友達と決別して【筆者体験談】
私も、高校時の友達が、社会人になってからマウンティングをしてくるようになって、何年も悩みました。違和感を感じながらも「一緒にいて楽しい時もあるし」とか、「高校の時一番仲良かったし」など何度も思い直して、気の進まない誘いに乗り続けていました。
ですが、彼女の結婚式の二次会の手伝いを頼まれたとき、プツンと何かが切れました。結婚式の二次会の幹事って、したことある人ならわかると思いますが、はっきり言って大変なんですよね。
なのに、頼み方が「え。どれしたい?受付か二次会か?」みたいな言われ方をしたんです。
その時に「ん?そんな頼み方いくら親しくてもあるか?」と疑問に思い、同時に不快になりました。その友達と直接一切関係ない友達にも話を聞いてもらったうえで「それはやっぱりひどくないか?」という結論に至りました。
かといえその場でつい情で引き受けてしまったので、本当に嫌々ながら準備し、幹事をしました。でも反省しました。こんな嫌々するくらいなら、初めから引き受けない方がよかったと。嫌々引き受けるのは失礼だし、自分の時間ももったいないです。
結局その後3次会でもお決まりのマウンティングを取ってきたので、私はこの結婚式を最後に、彼女と会うことを一切やめました。私の場合共通の仲いい友達もいましたが。その子は別で(はみ出し者にするとかじゃなくて)個人的に遊べばいいと割り切ったんです。
何度も会う誘いは来ましたが「忙しいから落ち着いたらこちらから連絡するね」と言い続けたら、来なくなりました。
ときに「これでよかったのか?」と思うときもありますが、今もし再会したって、いかに子育てが大変で、頑張ってるママで、旦那が協力的で、のマウンティングスピーチを聞かされることを想像すると、やっぱりお別れして正解だったと思います。
マウンティングする友達との付き合い方まとめ
マウンティングする友達を持ってしまったのなら選択肢は結局のところ3つしかないんです。1はそのまま付き合い続ける。2は相手にマウンティングさせないようにしてみる、3は付き合いをやめる、です。
それぞれ友情関係や深さ、あなたの気持ちもありますが、あなたが不快な思いをしながら、陰で嫌いになりながら会うくらいなら、その友達も気の毒ですし、友達をやめるのが賢明だと思います。
でも友達として直してあげたい、変えてあげたい、変えたらまだ友達でいたい、と思うのであれば、頑張って友達を「育てて」あげることだってできます。
判断基準は「あなたが無理していないか」。それだけです。筆者の体験も結構悩んだ末だったので、その後の気持ちとか、参考にしていただければ幸いです。