【衝撃】高槻の山水館の温泉が良すぎたので、高槻湯巡りプランを解説する

高槻山水館温泉

高槻にもいくつか温泉はある。駅近くなら天神の湯、バスや車を使っていく美人湯 祥風苑、山水館。今まで私は「美人の湯」の評判はなんども聞いてきたし、私自身も何度も行き、行くたびに美人になって帰ってこれるので(自己満)、大好きな温泉だ。

だが、少し美人の湯から歩く山水館には行ったことがなかった。これが人が少なく、壮大な自然を見ながらお風呂に入れるので想像以上だった。

せっかく山奥の山水館に行くのであれば、立ち寄ってほしいスポットがいくつかあったので、湯巡りプランとして紹介したいと思う。

山水館を楽しむなら蕎麦→ハイキング→山水館

山水館

そう、せっかく山水館まで足を伸ばすなら、十分に楽しんでほしいので、まずは腹ごしらえ、そして腹ごなしにハイキング、最後に山水館、物足りなければ美人の湯に戻ってはしご湯がお勧め。

実際に詳しく解説していこうと思う。

送迎バスで山水館に行くなら【11時のバス】に乗って美人湯 祥風苑へ!?

だいたい高槻駅から15分ほどで美人湯 祥風苑に着く。ここでひとっ風呂浴びたくなる気持ちはわかるが、そこはその気持ちをこらえて ぜひともまずは「手打ち蕎麦 花の里 あられ」に行ってほしい。

美人の湯ですることはただ一つ。売店に懐かしの駄菓子がたくさん売っているので、後ほど役に立つので好きなものを100円分ほど買って行ってほしい。

美人の湯の駄菓子売り場

美人の湯の駄菓子売り場

手打ち蕎麦 花の里 あられで腹ごしらえ

手打ち蕎麦花の里あられ

11時半〜OPENなので、11時の送迎バスで美人湯 祥風苑から歩くとちょうどいいタイミングで着く。開店少し前なので、開店時1番に入ることができるのだ。

店内もまた趣がある。囲炉裏があり、奥にもいくつかテーブルがあるが、1番に行ってぜひ囲炉裏でお蕎麦をいただいてほしい。それだけで視覚からも旨味効果が倍増する気がする。

手打ち蕎麦花の里あられ

こちらが実際のメニュー。かけ蕎麦が大好きな私だが、一緒に行った友人が「せいろ食べてみて」と勧めてきたのでせいろにした。結論から言うと、まずはせいろ食べてほしい!私は鴨汁せいろ(1670円)を注文した。

手打ち蕎麦花の里あられ

せいろを頼むと、 お蕎麦を運んできてもらった時に、まずお塩をかけてそばの香りを楽しみながら食べてみることができるのだ。

前菜は九州地方のテーマだったが、関西でいう「筑前煮」が出てきた。何ともお出汁が効いていて美味しい。

前菜筑前煮

前菜の筑前煮

お塩でせいろの蕎麦を嗜んだ後は、鴨汁につけていただく。この汁が何とも言えないくらい美味しい。私が唯一後悔したのは、せいろを1枚にしてしまったこと。平均以上に食欲ある場合は、確実に2枚食べれるので2枚をお勧めしたい。

鴨汁でせいろ蕎麦を楽しんだら、蕎麦湯をいただき、割りましょう。蕎麦湯を注ぎ、お好みの味で飲み干す。(干さなくてもいいけど、飲み干したくなるはず)。

手打ち蕎麦花の里あられ

蕎麦湯

最後には蕎麦の実を使ったプリンが出てきた!これがまた、うまい!ミルクプリンのようだが、ちゃんと蕎麦の風味も含まれていて、美味しい。

蕎麦の実プリン

蕎麦の実プリン

腹ごしらえが済んだら、プチハイキングへ

 

そのまま山水館に向かうのもいいですが、 せっかくだったら少し腹ごなしにハイキングに行くのがお勧め。何と言っても、横には芥川が流れており、天気であればすごく気持ちいいんです。川沿いを見ると釣りをしていたり、ピクニックをしている家族を見かけることも。

少し上り坂な部分もあるので、ほどよくエクササイズ効果があります。運動不足の私はゼイゼイ言いましたが、着いて見ればそんなに疲れていませんでした。

どこを目的地とするかというと、 「白滝」です。高槻にこんなに美しい滝があったとは。1人で行くのは女性の場合はあまりお勧めしませんが、行く価値はありありです!

高槻の白滝

ここで滝を眺めながら、美人の湯の駄菓子屋で買った駄菓子を嗜み、プチピクニック気分。

マイナスイオン浴をしたら、いよいよ戻って山水館に向かいます。

山水館に到着!山水館の魅力とは

山水館

山水館は入った瞬間から内装が綺麗。そして、そんなに混んでいない。それがいいのだ。そのまま脱衣所に進むと、脱衣所は思ったよりもこじんまりしていた。

高槻山水館

だが、浴室に入るとびっくり!まずは天井が高い!だから私は一瞬、 自分が内湯にいるのではなく、すでに外湯に出たと錯覚を起こしたくらいだ。

山水館は、こじんまりしているが内湯も広い!そしてラドン浴ができる!

高槻山水館

体を洗って準備ができたらまず内湯!ラドン浴も人気だというので、とにかく浸かってみる。なんせ立派な岩が、よりありがたさを醸し出している。

ラドン浴とは、抗酸化作用を高めることのできる温泉のこと。皮膚から吸収され、ラドンが体内を巡ることで、リウマチなどにも効果があるとされているよ。

内湯を楽しんだらいよいよ露天風呂へ

高槻山水館

外に出てみると、そこは目の前に美しい川が流れ、森がある自然だった。自然を眺めながら、マイナスイオン効果も期待しつつ、湯に浸かる。極寒の時はなおさら温度差が気持ちいい。

テンションが上がって温泉から外を覗こうとすると、うっかりすると外から裸が見えてしまうので注意。

でも裸で山や川を眺めながら仁王立ちなんてする機会はなかなかないので、ぜひ体が温まったらやってみてほしい。私はそのまま深呼吸をして自然パワーを取り込んだ(つもり)。

お風呂が終わったら、女性なら「支度部屋」でゆっくりとくつろぎながら身支度を

高槻山水館

山水館には、女性専用の身支度部屋がある。浴室のドライヤーよりクオリティも高いし、大きな鏡も、マッサージチェアも、ハンドクリームやクレンジングまである。

マッサージチェアで子育ての疲れを癒しているお母さんの姿もあった。決して広くはないが、十分身支度には使える広さだ。

ラウンジには無料で飲める温かいお茶、冷たい水も

高槻山水館

温泉から上がるとゆっくりしたくなるのが性。ラウンジにはお水もお茶もあるので、少しここでくつろいでから、美人の湯まで戻るのがいいだろう。(山水館からもバスが出ることもあるので、そこは事前にスタッフに確認しておこう)。

美人の湯からのバスもそんなに頻繁に来るわけでもないので、スケジュールはしっかり把握しておこう。

山水館のデメリット

唯一のデメリットは、美人の湯から源泉を引いてきているとは聞いているものの、やはり美人の湯の最大の特徴の「ぬるぬる感」はほとんどない。やはり、運んでくるお湯と、源泉には差があるのだなあと思った。

とはいえ体には良いだろうし、とにかく人も少なくゆっくりできるので、温泉に「リラックス、静かに過ごす」というのを求める人は山水館がお勧めだ。

ただ、夜は山水館までの道のりが暗すぎるのでちょっと怖いかもしれない。それさえなければ夜1人でも行ってみたいのだけれども。夜行くなら小型車がおすすめ(道が狭い)。

美人の湯へのはしごもよし

城崎温泉や有馬温泉の代わりに、という気持ちで温泉をひたすら楽しむ1日にしたかったら、歩いて山水館から美人の湯へ戻り、アイスでも食べてから美人の湯も利用するのが良いだろう。

美人の湯の方が混んではいるが、やはり人気の理由の源泉を楽しめるのは価値が高い。時間に余裕があればはしご、なければこのまま市内へ戻るのが良いだろう。

山水館は、遠くても行く価値がある誇るべき高槻の温泉である

山水館に今まで行ったことがなかったのは恥ずべきことかもしれない。そう言えるくらい、価値のある高槻の温泉だった。天神の湯はかつて回数券を買うほどハマっていたが、山水館は、高槻にありつつも、現実を忘れさせてくれる貴重な温泉だったのだ。

ずっと存続してほしいけど、混みすぎるのも嫌だな。と思いつつ、やはり素敵なスポットは紹介しないとと思ったので、この記事を書くに至った。

まだ行ったことない人はぜひとも行ってみてほしい。県外からでもくる価値がある