年始早々本当に色々なニュースが世の中に出回っている。色々なニュースが日本でも流れているが、一つ大切なニュースがほぼ流れていない。
オーストラリアの山火事だ。なぜこんなにも報道されないのか不思議なくらいだ。
恥ずかしい話、英語を話せるにも関わらず海外情勢に疎い私は、昨日事態の深刻さを知った。オーストラリアに少ないが友人もいるのに、こんな私でもなかなか耳に入ってこず、恥ずかしながらツイッターで知ったくらいだ。
事は想像以上に大きい。そして現在進行形で燃え続けている。日本の震災にも度々海外からも支援があったことを覚えているだろうか。私たちも、海外の災害を他人事にしてはならない。
●目次●
山火事は山が燃えるだけと思ってない?オーストラリアの山火事の悲惨さとは
正直なところ、日本人は山火事という災害には疎い。「山が燃えちゃったんだ」くらいにしか捉えられなくても仕方ない。でも実際には恐ろしい被害が出ているのだ。
One of the scariest videos we’ve seen so far out of the Australia bushfires. #australiafire #AustralianBushfire #AustraliaOnFire pic.twitter.com/aYxD9283ng
— Ralts (@200Ralts) 2020年1月5日
消防隊員たちはずっと家に帰らず来る日も来る日も炎と戦い続けている。ニュージーランドから応援の消防員も行っているし、無償のボランティアの消防団員も自身の仕事を休んで協力しているが未だ終わる気配がない。炎も暑いが、そもそもオーストラリアは今夏。40度を超えるような気候なのである。
オーストラリアには広大な森林があり、たくさんの動物も生活しているので、動物たちも被害者に他ならない。 オーストラリアのニュースによると、4億8000万匹以上の動物が既に亡くなってしまっているようだ。かわいそうで目を塞ぎたくなるが、是非とも下の動画も見て欲しい。
これが今炎で実際に死んでしまった想定の数で、これから森林がなくなることで食糧不足で死んでしまう動物も考えるとその数は計り知れない。
メルボルンなどの大都市にも被害が
自然が燃えているだけではない。メルボルンは今回の被害の中では叫ばれていない方かと思いきや、300キロ先に一番近い火事現場が現在あるという。そして街は煙に四六時中覆われているようだ。メルボルンの友人に状況を送ってもらった。
オーストラリアに支援金を送るには(南オーストラリア自治体編)
オーストラリアに支援を送る方法がある。ただ、日本であまりにも宣伝されていないため、方法が英語でしかない。なので、一から解説したいと思う。
私が今回寄付をしたのは、留学時お世話になった南オーストラリア州だ。色々調べたが、とにかくわかりにくい。信頼できる先に寄付したいので、自治体のホームページを探した。
南オーストラリアでは、カンガルーアイランドという動物たちの集う美しい島が燃えてしまっていたり、被害の大きい地域の1つだ。南オーストラリア州に募金する方法を紹介する。
このページに飛ぶと、自治体が運営する寄付のページに行ける。
そこからはシンプルだ。すべて英語だが、見たことのある単語(Emailなど)なので、おびえないで進んでほしい。所要時間は3分もかからなかった。まずは上のリンクを押すとこのページに写るので、「donate」と書かれている緑色のボタンをクリック。
そうすればもう募金のページだ。金額を選び、下の名前(First Name)、苗字(Last Name)、メールアドレス、電話番号(81を最初につけて自分の番号)、郵便番号(ハイフン除く)を入れて「Next」をクリック。
そうするとカード入力のページが出てくる。ここに通常通りカード情報を入れる。
入れ終わったら「Pay Now」を押すだけ。どこに会員登録するわけでもないので非常に簡単である。
レシート番号が来ればこれで完了だ。メールアドレスにシンプルなお礼メールが届く。シンプルすぎるくらいシンプルだが、色々間を抜かれるよりは直接自治体に寄付する方がいいと判断したので今回はこの寄付の仕方にした。
一番被害がひどいとされるNew South Walesのページもチェックしたが、英語がたくさんで、英語が苦手な人にはとても負担になる。私は一応英語力がある程度あるが、それでも一体どこに何を登録すればいいかが分かりにくい。
ただ、多くのサイトでの寄付はカテゴリごとに分かれていた。なので自治体におくるのではなく、カテゴリで寄付したい場合は下記のリンクから飛べる。ここ数日調べたリンク先なので安全に寄付できるものだ。
消防団への寄付
ずっと炎と戦うボランティアの消防士たちへの支援の募金はこちらから。実際このリンクから飛ぶと英語で「donation」のリンクを探さないといけないので、リンク先をこちらのボタンに載せておきます。
著名人の作った募金プロジェクト(Facebook)から募金
手軽に募金する方法のもう一つは「Facebook Fundrasing」からすること。正直この著名人は知らないが、かなりの寄付が集まっており、ここから募金することで、情報をシェアし、拡散することもできる。
コアラへの寄付
2020 is not a good year
• 8,000 koalas dead
• 24 people dead
• 500M animals dead
• More than 1400 homes destroyed
• Over 5.5 million hectares burned
• More than 10 million people in toxic levels of bushfire smokePlease pray for Australia.#PrayForAustralia pic.twitter.com/xlEqgm32bB
— Rafiq Khan (@RafiqKh02132989) January 5, 2020
今回の山火事で、たくさんのコアラも死んでしまっている。絶滅危惧種にならないために、彼らを救うサポートをするのも立派な募金の1つ。かわいそうなコアラを一匹でも救いたい人はこちらから。
赤十字からの寄付
やはり有名なところから寄付して安心したい!というのであれば、RedCross(赤十字)からも寄付できる。ややこしいと大変なので、寄付金を入れる先をリンクとして選んでおります。
オーストラリア赤十字から寄付する
調べた結果、物資支援より流行り自由に使えるお金の方がいい
どうしてもお金を送るよりは物資を送りたいという人もいるだろうが、正直なところその物資も管理するのが大変だそう。だからこそ、何に使われるかは現地の人の判断で選んでもらえるように、なるべく現金で(ペイパルやクレジットカード)で支援をしてほしい。
自然の美しい国オーストラリアの山火事の一刻も早い終息と復興を願って。何かあれば追記します。