30代女の辛いところの1つ、それは、「厄年が2回巡って来るところ」ですね。前厄、本厄、後厄を合わせたら30代のうち6年間は厄年という事になります。
日本人というのは無宗教な人が多いですが、こういうところは神様仏様の力もあやかりたいところ。そしてせっかく行くなら、厳かな、立派な祈願をしていただけると有難さがマシマシで感じられるんですよね。
というわけで、関西で有名な厄除けの場所に行くというよりは、ローカルだけどしっかり祈願してくれるところに行きたいと思い、今回、神峯山寺(かぶさんじ)に祈願に行ったのでレポートしたいと思います。
●目次●
神峯山寺(かぶさんじ)基本情報
神峯山寺は、高槻の北側の山奥、有名なポンポン山の近くにあります。摂津峡とかとも途中までは同じ方面です。そう、結構山奥です。
TEL:072-688-0788
神峯山寺の行き方
バスで行くとしたら、JR高槻駅北口のバス停の9系統の、「中畑回転場行き」に乗って、約20分、「神峰山口」でおります。そこから徒歩が約10分強!(でも余裕を持っていくことをお勧めします。上り坂なので。
ただこれが、Google Mapでいくと20分ほどかかります。。。これには近道のトリックがありました。なので、近道を紹介しますね。
バス停で降りたら、「農産物直売所」に向かって、直売所の右側にある小道に入っていきます。その手前にはちゃんと小さく見落としそうな標識が。
それを進んでいくと、非常にショートカットの山道(といっても階段ができているので危なくはない)に入ります。
そこを進んでいくと、後は道なりにいくだけで着きます!!
バイク、車で行く場合は、節分まではおそらくお寺のすぐ近くまで行けます。臨時駐車場があるからです。(おそらく混む日時のためなので平日がどうかはわかりません。)
途中にGoogle Mapでも駐車場の地図があるので、そこに置いていくのが確実ではあると思います。
神峯山寺厄除け祈願手順
まずは、まっすぐ上へと上がっていってください。途中受付のような小屋が左手にありますが、迷わず上まで進んでください。そうするとお札だったりを販売している受付があります。
そこで何人が厄除け祈願したいのか伝えると、申込書を渡されるので、各自記入します。厄除けで行く人は「厄除祈願」の他にもう一つお願いを護摩札に書くことができますよ。私は「心願成就」にしました。フリガナを書くのも忘れずにね。
その際に、 3000円、5000円、10,000円の札を選ぶことができます。のし袋等はいらず、その場で現金払いでした。5000円以上だと、祈願の最後にお坊さんに直接祈祷のアクション(?)をしていただけます。
私たちが行った時には、5000円札と3000円のお札の2種類で、大体半々でした。
そこで支払いをすると、後は先ほどの左手の小屋と本堂のあるところで待つだけです。時間の10分前になると、お坊さんが本堂内へ案内してくれます。
追記:2021年1月25日更新 コロナ対策しっかりされてます
今年自分が本厄ということもあって、絶対に厄除けに行きたいと思い調べたら、「場合によっては本堂に入れないことも・・・」みたいなことを書いてて焦ったんです。
多分人数制限の事だと思いますが、私は普通に日曜日に1日1回の11時から参加しましたが、人は少なめで感覚があいてました。
そして、そもそも護摩焚きを申し込む前に温度チェックと、アルコール消毒もあったので、対策はしっかりされてると思います。
後は単純に風邪ひかないように、かなりあったかくして参拝することをお勧めします。(友人はひざ掛けに足裏カイロまで装備してましたよ)。
実際の神峯山寺厄除け祈願エピソード
私たちが参拝したときは、10,000円のお札のお願いをした人がいないので、5000円のお札の人から順番に通してもらえました。ラッキーなことに1列目に通していただけました。お坊さんの所作がすべて見えるので非常にラッキーでした。厳かだった。
土曜日の11時からの部(土曜日は1回しかありません)に行きましたが、あっという間に本堂内は祝ってもらう本人、お連れの人(座る位置は違います)でいっぱいに。
神社の御祈祷と違い、お寺の御祈祷は、早口で、ほぼ聞き取れませんでした。それをかまずにいえるお坊さん、本当にすごい。。。ありがたいので邪念を振り払いたかったですが、残念ながらいろんな邪念がすぐ飛んできつつ、でもお坊さんの御祈祷の様子に感動しっぱなしでした。
途中から、護摩木を火の場所にスピーディーにくみ出し、あっという間に絵にかいたような炎が燃えだしました。本当にきれいに、三角形のような、赤い炎が。そして鳴り響く太い和太鼓の鼓動。何が起きてるかわからず、ただただ口を開けて見守りました。
何度か木のやぐらのように組んだ木を燃やしつつ崩しつつ、中盤で私たちの護摩札の名前が呼ばれます。和太鼓の音で名前は聞こえませんでしたが、自分たちの木が次々と炎にくべられていくのは何とも言えぬ感動でした。
もう一つ感動したのが、 赤ちゃんを連れた家族も数組いたのですが、どんなに大きな音が暗い中で鳴り響こうと、鐘が鳴ろうと、赤ちゃんが泣かなかったことです。何かわかるのでしょうか。子供の声もほとんど聞こえず、気持ちよく祈祷を受けることができました。
帰りには祈祷に捧げられた自分の名前が書かれたお札をもらい、持って帰ることができます。賃貸なので神棚がありませんが、掃除したきれいなところ、なるべく部屋の中でも高いところにお祀りするのが良いそう。
高槻で厄除け祈願するなら絶対神峯山寺。その理由は
厄除け祈願の御祈祷にかかった時間は約50分。丁寧に御祈祷していただきました。
他の有名どころに行ったことのある友人も一緒に行ったのですが、炎はなかったとのこと。より厳かで、神秘的な祈祷を受けられたので、よりありがたみが増しました。
ローカルエリア(高槻の中でもかなり山奥。駅からバスと徒歩で合計1時間くらいかかる)にあるので、 人でごった返すこともなく、うるさいわけでもないので、集中もできます。50分もかけていただけるのもすごいと思いました。
帰りも近道を使えば下りなのであっという間です。バスは1時間に2本ほどなので、タイミングを見計らって降りてくださいね。
30女の初めての厄除け祈願感想
シンプルに行ってよかったです。特に宗教に属しているわけではありませんが、日本人って都合のいい時だけ頼ったりしますよね。それと同じで、何か起こったときに「厄年のせいだ」「厄払いに行っておけば」とはなりたくなかったんです。
「これで大丈夫」と一年を思いっきり楽しむために、厄年には邪念を捨てるためにも厄祓いに行くことをおすすめします!ただ結構遠いので、一人だと登っていくまでに心が折れてしまうかも。。。誰かと行けるなら、一緒に行くことをお勧めします。
そもそも、厚着、そして足先が非常に冷えるので足裏カイロをお勧めします。