国際遠距離、それはこの世で一番ハードな遠距離恋愛と言ってもいいだろう。「東京都大阪で遠距離なの」なんて人に言われると「んなもん会いに行けるだろ」と言ってしまいたくなるほど比べ物にならない。
国際遠距離の破局率は極めて高い。やはり、「単純接触の原理」という心理学の法則もある通り、何度も会う人に愛情を感じやすい生き物なのだ。
それが、何ヶ月も会えない関係となると、続けていくのは本物の愛が必要なのである。(もしくはバレない浮気ということもある)。
乗り越えられると思っていたのに突然別れを切り出されたら!?すぐに飛んでいって話ができるわけでもないし、気は動転するだろう。
だが、ここでの対応が今後を圧倒的に変えると言っても過言ではない。今回は、国際遠距離中の彼氏に別れを切り出された場合の可能性を潰さない対処法を話したいと思う。
●目次●
国際遠距離中の彼氏に別れを切り出されたら?まずは泣き喚かずに落ち着いて理由を聞く
突然のことでパニックだし、泣きたくなる気持ちも十分わかる。だが、相手は一旦色々考えた結果、決断を下して勇気をもって別れ話をしている。そこで泣き喚かれても、正直迷惑なだけなのだ。
まずは、 その決断に至った経緯を聞こう。引き止めるなり引き下がるなりはそれから考えるしかない。
国際遠距離中の彼氏の別れたい理由が「好きかわからなくなった」場合
そう、日本では定期的に会えていた彼女に、突然会えなくなるのだから、愛情のキープの仕方がわからない人もいる。会っていなくて、でもそれが普通になっていってしまっていることに「もう好きではないのかもしれない」と思っているのかもしれない。
好きかわからなくなったと言われた場合は、潔く一旦距離を置こう。できれば別れてしまう方がいいかもしれない。100%戻れるとは言えないが、ここでスッと引くことで、相手に一切悪い印象を与えずに別れることができる。
むしろ、泥沼を想定していた彼氏だったら、「え?引き止めてくれないの?」となるかもしれない。
そこで 平和に終わりをむかえつつ、「帰国したら一度ご飯でも行こうね」と明るい感じで約束をしておくのだ。
電話を切ってからできることはただ一つ。円満に終わっているので、次に会えるはずだから、そこまでに見た目をいい方にガラッと変えよう。ロングの人はショートに、ナチュラル化粧の人はマツエクの一つでもつけてから会う方がイメージチェンジのインパクトがある。
大事なのは「俺こいつのこと好きかわからなくなってたのか!?」とびっくりさせること。そのために女を磨きつつ、それまでに他に好きな人ができればその人にガンガンアタックしてみよう。
国際遠距離中の彼氏の別れたい理由が「好きな人ができた」場合
前述したが、人間には「単純接触の原理」というものがある。これは恋愛テクニックにも使われる心理学で、会えば会うほど好感度が上がるというものなのだ。
遠距離中のあなたはそれが使えない。むしろ、その間に彼の周りで関わる女性は、「単純接触」はあなたよりできるのである。
寂しい思いをしている彼のところに、いいよろうと思ったらそう難しいことではない。そして、それにつけこむ女が多いのも事実なのだ。
この場合、対応は2つだ。
彼氏が海外にいる場合
彼氏が海外にいて「好きな人ができた」というなら、潔く引きさがろう。心配することはない、彼はいわゆる「海外マジック(留学マジック)」にかかっているのである。
人間とは帰属本能が強く、同じ仲間で固まりたがる。数少ない日本人と海外で集えば、日本にいる時より数倍魅力的に見えるようになっているのだ。
好きな相手が外国人の場合も同じ。不安のある海外で、親しくされたら翻弄されてしまう人も沢山いる。
この場合、今はこの海外マジックにかかっているので、泣いてすがったところでマイナスにしかいかない。
悲しそうに、でも泣き喚かずに別れよう。このマジックは、帰国後は長くは続かず、帰国後あなたが魅力的に変身して再会すれば、戻ってくることも大いにあるからだ。
あなたが海外にいる場合
正直なところ、勝ち目は薄い。彼はいつも通りの日常を過ごしている上で、あなたよりも好きな人を見つけてしまった。
単純に寂しさに付け込まれた可能性もあるので、辛いかもしれないが、 なぜ好きなのか、何がきっかけかなど、ライバル女の情報を聞こう。
言い寄られて一度きりの関係を持ったのか、それともそこからダラダラ続いているのか。なんなら彼の方からアタックしたのか。
前者の場合、可能であれば一度一度帰国をし、顔を合わせて話す方がいい。
そこで気持ちが再燃するかもしれないし、こんなやついらない、とあなたが思えるかもしれない。そう思えたのなら、あなたは海外にいる間に気持ちを切り替えることもできるのだ。
後者の場合は、残念だが諦めた方がいい。それでもゆくゆくの復縁の可能性を残したいなら、すがらないこと。
びっくりするくらいあっさり引き下がってみよう。そして、SNSなど繋がっていたなら切ることだ。「あいつ元気かな?」と思ってもらうためにも、情報は一切渡さない方がいい。
国際遠距離で別れを切り出された場合の可能性を残すポイント:円満にその場は別れて帰ってから会える環境を!
泥沼化してしまったら会えるものも会えなくなる。国内で別れてしまった場合と違って、国際遠距離で別れた場合、「久しぶりに会おうよ」という口実は聞き入れてもらいやすいもの。
なので、 まずは「再会した時にドキッとさせる」を目標に、あっさり引き下がり、会える環境を作るのがベスト。
自分が一度好きになった相手が、振ってから綺麗になっていたら、誰でも「もしかして間違った選択をしてしまったか!?」と思うもの。そう思わせれば可能性はあるし、「振って正解だった」と思われてしまったらそれまでなのだ。
失敗談から語る:あくまで相手にもう一度「好きだ」と思わせないと意味がない
偉そうに語ってますが、私は失敗経験者です。大好きな彼氏に国際遠距離中に別れ話を切り出されました。私の場合は、事前に「好きかわからなくなってきた」と言われ、1ヶ月ほどで「好きな人ができた」と言ってふられました。
泣いてすがりましたが、困られただけで、結局そこまで意思を固めている彼の別れの気持ちを変えることなんてできなかったんです。
それでもなんとか、「帰国したら再会しよう」という流れは持っていくことができました。ただ、私が彼を誰かにとられてしまうかもという不安感から、再会したその日に告白しました。
相手はまだ私のことを好きかわからないのに付き合ってもらって、結局2ヶ月ほどで、以前の関係に戻ることなく別れることになりました。
私はのちにこの恋を7年ほど引きずることになるのですが、その間には沢山勉強し、反省しました。結果、やはり男の人は追わせないといけないし、自分の好きアピールは、気持ちが固まっていない人には重荷にしかならないんだということ。
これは遠距離じゃなくてもそうですが、当たり前のところを見えていなかったんです。
ですが反対に、国際遠距離中になんらかの理由で別れたカップルが、戻ってきてから復縁する話も多く聞きました。
でも多くの場合は、女の子が迫ったというよりは、魅力的になった彼女を目の前に元彼がもう一度惹かれ、復縁したという人たちばかりでした。
だからこそ、失敗経験者から言えることはただ一つ。
「楽しく再会できる環境づくり」が一番の復縁できるかの分かれ道。
あっさり引き下がって、再開までに美しく、魅力的になればいいんです。その間に、魅力的になったあなたに別の素敵な男性が寄ってきてくれるかもしれません。
今これを読んでいるあなたは、別れを切り出されてパニックかもしれませんが、大丈夫。泥沼化させずに一旦話を終わらせ別れれば、まだ可能性は普通の恋愛の終わりよりはあります。
復縁するにしろしないにしろ、あなたが幸せになることを願って。