コロナウイルスが収まった後の世界

連日ずーっと、おそらく3月入ってからはほぼ毎日コロナウイルスの話題からニュースが始まる。そんな世の中でニュース疲れする人も出てきているが、今一度考えたいことがある。

それは「コロナウイルス収束後の世界」だ。この新型コロナウイルスの蔓延は恐ろしい悲劇であり、そして、世界の転換期であるともいえるだろう。

もちろん自分の身の回りだけで世界は見えないが、そろいもそろって、 「在宅」「リモートワーク」が開始している。ほとんどの企業がそもそもそのような体制は持ち合わせておらず、このコロナの緊急事態に陥って初めて慌ててあたふたしながらも、なんだかんだ在宅ワークというものが、完全ではなくとも実装出来てきている。

今回のコロナウイルスがきっかけで、リモートワークが増える

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これがそもそも何を意味するか?人々は気づくのだ、「会社行かないって最高」だと。通勤というのは人々に多大なストレスを与える。そのストレスだけで考えてもゼロになるのだ。

そしてその分、通勤時間が浮く。おそらく都会に住む日本人の通勤時間の平均は1時間弱といったところだろう。往復2時間だと考えても、これが浮くってすごくない?その生活をしだしたら、通勤時間に疑問を持つ人だって、会社に通う事に対してすら疑問を抱く人だって出てくるのだ。

そうなるとどうなるか? 「リモートワークが加速」するのである。もともと度の企業だって「いずれは」働き方改革の余波を受けて取り入れたい施策の1つだろう。いったん今回の事態でノートパソコンやらWifiやら少なからず設備投資もしているはずだ。

となると、母親業をしながら働く社員などに対して、「リモート」を許可する場面も出てくる。それに伴い、ほかの社員たちにも例えば週3オフィスに来て、週2は自宅で、などといった制度も出てくるだろう。

もっと進んだ会社だったら、オフィスを持たない会社だって存在する。そのような会社が増えれば、在宅で働く世の中の仕組みはもっと加速するだろう。

在宅人口が増えるとどうなっていくのか?実は、プラスに働く業界と、マイナスに働く業界がある。想像すればわかることなのだが、今一度考えてみたい。

リモートワークが進んだら困る業界とは

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今のオフィス勤務の恩恵で儲けているところは、逆に窮地に陥るかもしれない。具体的に言えば、着ていくためのスーツや、おしゃれするためのオフィスカジュアル服も需要が減る。つまり衣料品業界は売り上げが伸び悩む可能性がある。(もちろん戦略次第ではあるが)。

そして、オフィス近隣で営む飲食店も厳しくなるかもしれない。昼はランチ、夜は飲み会にと、会社員が使用していたならば、その会社員が少なくなれば売り上げが落ちることは言うまでもない。

そして極論、オフィスを持つ企業数が減れば、不動産業界にだって余波がいくかもしれない。今の時代、シェアオフィス、コワーキングスペースというものが人気になりつつあるが、それで考えたって、オフィス数自体が減れば、莫大な賃料を払ってくれる恩恵を受けている不動産業界にももしかしたら暗雲が差し込むのかもしれない。

リモートワークが進んだら儲かる業界とは

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反対にリモートワークが進めば儲かるという業界もある。リモートしだしたことで気づきを得た人も今回多いと思うが、リモートワークも取り入れだすと、時間に余裕ができる。そして、運動量が減るので、運動したいという気持ちがすこぶる芽生えるのだ。

なので、運動できる施設は儲かるだろうし、家で出来るフィットネスアプリなどの販売数も上がるだろう。今はコロナウイルスの関係でみな家で運動するが、収束すれば在宅ワークは続けども外に出たくなるはずなので、フィットネスジム系列は儲かるのではないだろうか。かくいう私もいまジムに行きたくて仕方がない(そんなことなかったのに)。

そして、リモートワークに必要な設備を販売している会社は右肩上がりに成長するだろう。ポケットWifiなどのインターネット設備、ウェブカメラ、ノートパソコンなど。そしてオンラインで会議、面接をするためのzoomなどのアプリのダウンロード数も今すでにうなぎのぼりだ。

リモートワークが増えたら、都市は空洞化する!?

さて、リモートワークが進めば儲かる業界、反対に困る業界があるのは想像つくと思いますが、その次に何が待っていると思いますか?それは 「都市に住むメリットが少なくなる」ことです。

仕事を求め都市部に集中し、通勤圏内に家を買い、何時間もかけて通勤をしている人も多いです。でももし、リモートでほとんど仕事が済むようになったら、田舎でのんびり暮らしながら、リモートで生計を立てることができるようになるんですよね。田舎の方が土地は安いし、広いし、子育てをする環境としてもいいでしょう。

となると裏を返せば、田舎の土地代は上がるかもしれないですね。でもそうやって様々な地域に人が散らばれば、過疎化の地域も税金収入も入るようになって潤いますよね。

そして都市に持っていたマンションに空き家も出てきて、逆に都市の家賃は少し下がるかもしれません。

今回のコロナ現象の後に起こりうる現象

今回のコロナウイルスの蔓延で、様々な社会現象が起こることが予想されています。

コロナ後の現象:それぞれが自分の生き方を見直す

今回の件で誰しも一度は「いつ死ぬかわからない」ということが頭をよぎったのではないでしょうか。もちろん貯金も大事ですが、反対に今を楽しむことも大切だと思えたはずだし、今の会社で働き続けるのがいいかも迷うかもしれません。

その延長戦として「自分個人で稼いでみたい」と、増えた時間の活用法として手に職をつけようと勉強する人もでてきますよね。今ネットでは「ブロガーになる方法」「アフィリエイトで稼ぐ方法」「プログラミングの勉強方法」など、様々な広告が盛んに出ています。

コロナの蔓延によってリモートを余儀なくされた家庭では、ギクシャクしたり、コロナ離婚が多発しそうということもネットで話題になりました。

ということは、自分の家族の在り方、今後の生き方も見直す機会にもなりますよね。「本当にこの人と一緒にいていいのか?」「やっぱりこの人と一緒にいたい」など、自分の生き方の潜在的な「希望」に気づくことにもなるかもしれません。

コロナ後の現象:治安が悪くなる

今回の新型コロナウイルス蔓延によって、破産に追い込まれた企業は多いです。お金が無くなって食べ物に困ったら、犯罪に走ってしまう人だっているでしょう。自暴自棄になる人もいるはず。アメリカではより多くの失業者がすでに予想されていて、今後の世界としては相当治安が悪くなりそうだとのことです。日本も例外ではありません。

そして世界的に治安が悪くなってしまえば、無防備で「金持ち」と思われている日本人が観光に旅行に行くのも危険となるでしょう。今まで以上に、「自分の身は自分で守る」が大切になってくる気がします。

コロナ後の現象:ベビーブーム到来

親子

コロナ後に多くの人が予測しているのが、ベビーブームです。大体震災や災害が起きると、「子供が欲しい」と作る傾向があるといいますが、今回の場合、自宅で一緒に過ごす時間がいつもより長くなることで、情事に及ぶ機会が増えるカップルが多いよう。世界的にも今コンドームは不足傾向にあるようです。

それでそのまま望まぬものの事をいたせば、どうなるかは明白ですよね。つまり望まぬ妊娠も増えるという事にもなります。家族を増やすってすごい一大事です。その時の欲望のままするのではなく、計画的になることをおすすめします。

コロナ後の現象:非正規雇用の増加、労働時間の増加

仕事がつらい

今回のコロナウイルスの蔓延により、倒産する企業も多くあるし、今後の採用も減少傾向にあると多くの専門家が予測しています。その結果どうなるかといえば、正社員になれる人が減るので、その分非正規雇用者が増えます。

非正規雇用の場合、どうしても正規雇用と比べたら収入が違います。その結果どうなるかというと、別で仕事も掛け持ちしたり、残業代で稼いだりと、労働時間が長くなるのです。せっかく働き改革が行われている真っただ中でしたが、非正規雇用者が増えることで、労働時間の短縮はまた難しいものになっていくかもしれません。

正規雇用の人だって、雇用を削られては、一人当たりの仕事量も増えるので、残業する時間が長くなるでしょう。結果的に若者の結婚率は上がらず、長期的に見ると少子高齢化が進んでしまうかもしれません。

コロナ収束後の世界まとめ

新型コロナウイルスのパニックが収まれば、確実に世界は変わるでしょう。大きな変化として歴史の教科書にも大きく残ること間違いありません。

そして、はっきりと言えることはただ一つ。この 変化に乗っかってうまく生きていくか、乗っかれずにつぶされていくかは、自分次第なのです。つぶされないために出来ることは、ただこの今増えた時間を「無駄遣い」しないことです。

なんでもいい。自分を見つめなおす時間でも、何か新しい趣味を見つけてみるでも、スキルアップを図ってみるでも。ただ毎日スマホをいじり続けて過ごすだけではもったいなすぎます。

時間の考え方に関してはぜひこの記事を読んでみてください。

今こそ自分の時間を見直そう。人生時間の大切さを考える

 

 

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