大人になってから母親と合わない場合の行動と対処法、後日談

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世界で一番付き合いの長い存在といえば、生きている間は母親が一番でしょう。お腹の中からの付き合いだから。

だからこそ、みんな最初はお母さん大好きで育っているはず。少なくとも 最初から嫌いな子供もいないし、「お母さんと性格が合わない」なんて気づくことも子供時代はあまりないはず。

ですが、大人になって、何度もぶつかるようになって「合わない」と感じる人だっているのではないでしょうか。

ただ、 親子というのはデリケートな問題。なかなか周りにも相談しにくいですよね。だいたいは「親を大切に」「仲睦まじく」が良しとされる世の中、母親と合わないと思うのはいけないことなのでしょうか?

もちろん、 歩み寄る努力ゼロで「合わない」という分にはお母さんが不憫かとは思いますが、努力した上で合わないなら、それは「合わない」という事実を受け入れる方が、今後の人生絶対に楽です。今回は、合わないと判断する経緯、歩み寄り方、その後の付き合い方についてお話しします。

もしかして、お母さんとは性格が合わない?

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一緒に住んでいる場合は、しょっちゅう喧嘩するのがまず合わないかもしれないサインです。それが、しょうもないイライラのぶつかり合いなら性格が合わないとは違う原因ですが、面と向き合って話し合ったにも関わらず、お互いの意見をのめない、理解できない、理解するふりしかできないのであれば、それは合わないかもしれません。

離れて住んでいても一緒。会う機会が少ないのに、会った後に「意見の食い違いばかりで疲れた」「気を使って疲れた」など、疲労感を感じる場合も、性格が合わない可能性があります。

こうなってきたら、まずは自分がお母さんと合わないと思うポイントを探してみましょう。

お母さんの、どういうところが合わない?原因・カテゴリを特定しよう

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たとえば、あなたももう結婚して子供を産んでいる状態で、子育て論であれこれ言われるようになって、「合わない」と感じる人もいるでしょう。もしくは、まだ結婚願望もないのに「結婚が全て」のような価値観を押し付けられるとか。

価値観の違いであれば、どこが違うのかまずは特定しましょう。 特定できれば、話し合うことも、お互いに合わない部分は触れないという付き合い方だってできます。「全部」と投げ出さず、何が違和感になっているのかを考えてみましょう。

できればこの段階で、あなたが感じている違和感を、お母さんに伝えられる方がいいです。もちろん、勇気のいることなのですが。

お母さんも、違和感を聞けば、歩み寄ってくれるかもしれませんし、お互いの誤解で解決できることだってあるはず。

お母さんと向き合って話してみよう

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親子といえど、成人して仕舞えば1大人同士です。成人していなくても、1人1人の人間なので、向き合って話さないことには、何の理解も解決も得られません。

まずは、勇気を出して、話す機会を設けましょう。何が違和感、不快感に感じているのか、素直に話しましょう。話すときは、相手を「対等な一人の人間」と思って話します。

「母だから」「娘だから」と思って話したら、「分かってくれるであろう」という別の感情が入り、解決をより困難にします。冷静に話し合うためにも、1人の別の大人として接しましょう。

いつから違和感があったのか、どうして欲しいのか、叶わないのであればこの部分だけは口を出さないで欲しい、など、感じたこと、これからの対応方法を話し合います。

ここで解決できれば、お互い新たな気持ちで、新たな関係を作る気持ちで再スタートが切れるはず。

母親と話し合ったけど、分かり合えない場合

勇気を出して向き合ったのに、キレられたり、丸め込まれたり、泣かれたりして話し合いにならなかった場合もあります。冷静に別日に話し合うのもいいですし、手紙やメールで、言いたいことを全て伝えるのも一つの手です。

でも、それですら受け入れてもらえず、今まで通り付き合っていくことがしんどいのならば、 あきらめましょう。

は!?と思いますよね。親なのに「ダメなら諦めようってなんやねん」って。

でもね、母親の方も子供のことをもっと理解しようとか、うまく関係を気づけるように改善しようとか思わない限り、片方だけでは関係修復はできません。

そのままあなただけが我慢して付き合う場合、お母さんのことを嫌いになってしまうかもしれません。そうなる前に、あきらめる、要は理解してもらえるという期待を捨てるんです。

 

所詮は、親子といえど、他人です。親子の難しいところは、合わないからといって、切り捨てられないということ。

今後も付き合いは続くことを考えたら、自分の気持ちの負担を最小限にするべきです。一度、「私は、お母さんとは分かり合えない。お母さんのことが苦手だ」と認めてみてください。

自分が「母親と合わない」と認めたことを、周りにあえて公言する必要はありません。ただ、自分の中でずっとモヤモヤするのなら、一度認めてみて、気持ちの変化をみてみましょう。

親と子の距離を思いつめ過ぎてない?距離感を見直そう

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「親だから、これくらいの頻度で会わないといけない」「連絡を取らなければいけない」と、親子の関係に、義務を知らないうちにつけていませんか?親子の形なんて千差万別。人と違ったっていいんです。

時期が変われば、お互いに分かり合えるかもしれないので、 会うのが負担、連絡が負担になっている時期は、一度距離をとってみるのも一つ。全くの音信不通は心配させますが、「忙しいから」、ということで年に1、2回会うくらいにしたって十分でしょう。

お互いに傷つけあわずにすむ理由を伝えてあげるのが一番ですね。もし今近くに住んでいる、同居している場合は、離れてみましょう。一人暮らしでも、お金が厳しければシェアハウスでも構いません。

家を出にくい環境なのであれば、これを機に少し離れた土地に転職、就職するのも一つです。

過干渉が負担になっている場合は、一度離れれば、母親も慣れてくるので、少しは干渉が緩和されます。私自身も同居していた時は、何時に帰るかメールをし、駅まで迎えに来られるという手厚い保護を受けていましたが、一人暮らしをした今では、連絡を取ることもそんなになくなりました。

母親との関係性に違和感を感じているのであれば、話し合った後は、距離感を変えることが一番の解決の近道です。ここでいう解決は「仲良くなる」というよりは「あなたがいかに心穏やかに過ごせること」です。

親と子だから、こう出なきゃいけない、なんてのはない

終わり

今あなたが苦しんでるのは、相手が親だからです。違和感を感じたり、苦手意識を感じることすら、罪悪感があるからです。周りも簡単に理解してくれるものではありません。

でも、そもそも、親子の形だって様々。こうでなきゃいけない、という考えは、一旦捨ててみましょう。「生きててくれるだけで後は好きにして」という無干渉な親子だっていますし、「毎年家族の誕生日は集まってるお祝い」という親子だっています。

何が正解で、何が不正解というのはないのです。

「親子だから」近くにいないといけない、「親子だから」いい関係を保たなければいけない、のではなく「お互いにとって心穏やかにいられる」ことを最重要視します。そのためにはもしかしたら「お母さんは私と意見が違いすぎるから分かり合えない」と割り切って付き合うことが必要かもしれません。

そうなったとしても、誰も悪くありません。「お母さんが嫌い」にまでなってしまう前に、快適な接し方、距離感を今一度考えてみましょう。

筆者

私事ではありますが、私も成人してから長いことこの問題で悩んできました。私は、小学生までは誰もが引くほどのマザコンでした。自分でもこのまま母離れができるか不安なくらい。

その後は反抗期を乗り越えたりするうちに、平均的な、でも仲のいい親子間でした。ですが、大学卒業するあたりから、母親との折り合いがあまりつかなくなってきました。

更年期も重なったのもあるかもしれませんが、元々の母親の性格なのか、変わってしまったのか、自分に都合が悪ければ人を切り捨てたり、人のせいにしたりするようになったんです。

大好きなお母さんだからこそ、私もその時は「娘として」親を正そうとしたこともありましたが、それは逆鱗に触れただけで何の解決にもなりませんでした。

それどころか、ぶつかるたびに、傷つくことも言われ、信じられなくなっていきました。久しぶりに会う分には、昔のように楽しく話したり買い物したりしてても、またいつブチギレられるんだろうと思ってしまう自分がいて。

その本音を伝えたこともありましたが、そんな風に思う私がひどいのだと言われ、いい関係を装い続けました。

が、最近、もう諦めたんです。昔の仲の良い親子に戻ることも難しい、「娘として」接し続けることがしんどいから「違う人なんだ」と割り切るしかないと。

ただ母親としては、今まで通りのつもりなので、いまだに接し方のゴールは見えてませんが、諦めたことで気が楽になり、同じ思いをしてる人のヒントになればと思い、今回この記事を書きました。

母親が実母なのに苦手だという方にが読めば救われるお勧めの本

この本では「親捨て」というワーク(紙に書き出し、自分の過去と、親と向き合う手法)を紹介しています。

言葉が「親捨て」と怖いですが、やってみると、涙があふれる人も多いです。私もそのうちの一人でした。

今母親が苦手、嫌い、合わないと悩んでいるのであれば、一度この本のワークを真剣に向き合ってやってみてください。その方が、今後、新たな気持ちで人生を歩いていけることになるはずです。

この著者はYouTubeで有名な三凛さとしさんです。こちら見てみるのもいいかもしれません。

あとがき①:折を見て、自分の思っていることを伝えてみた

たまたま母がぶつかってくることがあったので、思い切って言ってみました。母も、私との関係を「諦めよう」としていました。

和解しましたが、私は和解を進める上で、やっぱり、根本は相性が悪いんだろうなと思いました。嫌いとか、そういうのではありません。大切に育ててもらいましたし、愛情も感じています。ですが、そもそもの性格、人間性は全然違う。

それをしっかり把握していれば、「なんで母親なのにわかってくれないの」と過度な期待によるストレスを感じることが減ります。

自分なりに、相手(母)を傷つけないようにしながら、距離感を保っています。

今、母親との関係でしんどい思いをしているあなたが、同居している、もしくは近くに住んでいるのなら、先述のとおり、思い切って距離を物理的に取るのも一つです。なにが正解とはありませんが、合わないことで自分を責めるのはやめてください。

どちらも悪くないんですから(悪い場合もあるけど。親が本気でいわゆる毒親なら、勇気を持って絶縁も考えるべきです)。

あとがき②親子関係だいぶ改善しました

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本当に過去およそ5年以上悩んできました。母親との関係が悪いとか、心から愛すことが怖いとか、周りにの人に言うわけにもいかず本当につらかったです。

ですが、今年に入ってから、母が当時私に言った傷つく言葉の謝罪をしてきたのです。驚きました。もうどうにもならないと思っていたから。

今回は今までと話し方も違ったし、これで今後同じような傷つくことがないことを願います。まあ、やっぱり人って受けた傷をいやすのに時間はかかるので、100%信じれたわけではないですが、ようやく元の、いやな関係になる前の状態に戻れそうです。

時間がたって相手も考え直してくれることもあるし、話し合いで改善することもあります。もともとの親子関係が言い方は、あきらめずにコンタクトを図ってみるのもいいでしょう。でも、結構親子関係のいざこざはしんどいので、無理はせず、ゆっくりでいいと思いますし、話し合ってもどうにもならなかったし愛せない、というのが結論であれば、それはそれで仕方ありません。

そうなったときも、ご自身を責めるのはやめてくださいね。親子といえど人間対人間、合わないことだったあるんです。育ててくれた恩は忘れず、でもだからって、絶対にずっと近しい関係を保たないといけないわけではないので、ご自分の心を優先してくださいね!

そして親子関係の良し悪しに関わらず、全人類が「親子の法則」は読めば見る世界が変わります。「いい親」の元で育っていても、知らないうちに親の固定概念、価値観を植え付けられ、もしかしたら今の人生のブロックになっているものがあるかもしれません。

自分と向き合うつもりで親子の法則、是非試してください。私はこの本はもっと前に出会いたかったです。

追記:聴く読書「オーディブル」でも親子の法則が配信開始

親子の法則を読むのは、ただ読むだけでもダメなんです。「親捨てワーク」という、実際に紙に書きながら過去の自分と対峙するワークがいくつもあるんですが、こちらをやる際、どうしても本を開きながら書くのって大変なんですよね。「聞く読書」で出来たらいいなと思っていたら、とうとう12月16日から、アマゾンのオーディオブックで親子の法則が配信開始されました。

この1冊のためだけに契約しても十分元が取れるのではないかという内容です。なのに…無料で試せるなんて、やらない理由がないですよね。

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聞く読書ってなんやねん!と思う方はこちらの記事を読んでみてください