あなたは「ラブランゲージ(Love languages)」と聞いて「ラブランゲージ?何それ?おいしいの?」と思っていませんか?
私がこのラブランゲージの存在を知ったのはここ1年以内くらいなのですが、あとから考えれば考えるほど、「もっと早く知りたかった」という後悔が襲ってきました。
ラブランゲージというのは英語で“Love Languages(愛の言語)”という意味です。つまり、愛の伝え方、受け取り方は人によって違います。そして、大きく分けてその種類は5つと考えられています。
まずはラブランゲージの5種類と、実際に筆者が相手のラブランゲージを知らないがゆえに別れてしまった事例を紹介します。
●目次●
ラブランゲージ(Love languages)その1:言葉での愛情表現
一番わかりやすいのが「言葉」ですね。愛情表現や、「ありがとう」「きれいだよ」など、言葉にして伝えてもらうのが一番嬉しいタイプです。
このラブランゲージを考えるときは、自分の「受け取る側」の最もうれしいランゲージ、そして、自分がどうやって愛情表現しているかも振り返ってみるといいでしょう。
もしあなたのラブランゲージが言葉の場合、筆者の経験からすれば、相手にこのことを伝えておくのがベストです。とくに相手が男性の場合は、日本人男性の場合特に、言葉を苦手とする人は多いでしょう。でも、これを先に伝えておけば、少しは努力をしてくれるかもしれません。
そして彼とラブランゲージの話をしておくことで、あなたも彼の愛情表現を知る前よりもしっかりと受け取れるようになります。
ラブランゲージ(Love languages)その2:行動での愛情表現
言葉下手でもあなたのことを愛してくれている彼は、もしかしたら行動ですでに示しているかもしれませんね。
この「ラブランゲージ」という存在を知っておくだけでも、相手の愛情を受け取りやすくなります。「あ、そういえばいつも助けてくれてるな」「疲れてても話を聞いてくれるな」など、愛ある行動があるのなら、見逃さないように、これを見逃して、言葉がないからと言って「愛されていない」となってしまわないように気を付けましょう。
ラブランゲージ(Love languages)その3:プレゼントでの愛情表現
行動もちょっと不器用で、甘い言葉もない…。だからと言って、「愛されていない」と感じるのは早いかも?
記念日や誕生日、バレンタインやクリスマス、何でもない日にお土産やプレゼントをくれる、ご飯を奢ってくれる、こんな場合は、ラブランゲージがプレゼントの可能性が高いです。
あなたの受け取るラブランゲージがプレゼントでない場合、このランゲージは意外と見落としてしまいやすいです。
日頃の彼の行動を振り返ってみてください。そしてこのラブランゲージについては1度話すことを強くお勧めします。お互いのラブランゲージを知っておくだけで、その後が大分変わってくるからです。
ラブランゲージ(Love languages)その4:時間を過ごすことが愛情
このタイプも非常に見落としがちですが、一緒に過ごす時間を大切にしている場合、これも立派な愛情表現です。
疲れていても会いたがる、どこに行きたがるわけでもないけれど一緒にいたがる、そんな態度を見て「愛されている」と解釈できるようになるといいですね。
このタイプの難しいところが、あなた自身が忙しくて、時間よりも会った時の行動やプレゼントを重視する場合、ちょっとモヤモヤしてしまうんですよね。ただただ「無駄」に一緒にいるんじゃなくて、何か実りあることをしたいのに、とか、「会える時に仲良くしたらいいじゃん」と思ってしまったり態度に出してしまったりしがちではないですか?
相手からしたら時間を過ごすのが愛だと思っているので、ここをないがしろにしてしまうと亀裂が入ってしまうかも。
ラブランゲージ(Love languages)その5:スキンシップで愛情表現
こちらは分かりやすい愛情表現ですね。キスが多かったり、街を歩くときは手をつないだり、イチャイチャするのが好きだったり…。
分かりやすいので誤解はしづらいですが、もしあなたがスキンシップが苦手な場合、一度話しておくことが大切ですね。相手はスキンシップで愛を測るタイプなので、ここを冷たくあしらってしまうと大きな亀裂を生みかねません。
もし逆にあなたがスキンシップを好むのに相手が好まない場合、あなたがスキンシップを好んでいることも伝える必要があります。たとえ公の場で手をつなぐのが恥ずかしくても、じゃあ例えば、家の中で手をつなぐとか、お互いの心地いいポイントを探すことが大切です。
ラブランゲージ(Love languages)を知らなかった私の恋愛失敗談
最初に私がこのラブランゲージ(Love languages)を知った時、まさに目から鱗でした。「そうか、そういわれてみれば・・・」と直近まで付き合っていた彼のことを振り返ってみたんです。
自営業で非常に忙しかった彼とデートできたのは、3年も付き合っていたのに数えるほど。夜ご飯だけのデートも入れれば数は増えますが、日中のデートなんて両手で足りてしまうほどです。
くわえてシャイな彼から「好き」という言葉は、3年付き合っていて1度(しかも私が告白したときに相手の気持ちを訪ねた時)だけでした。私はこれが非常に寂しかったんです。
「好きで付き合ってるのか」「それとも誰でもよくてたまたま出会ったのが私なのか」「なんとなく付き合ってるのか」そんなことが幾度となくよぎりました。
常に優先順位は仕事、その次はサーフィン。愛情表現はないし、公共の場で手をつないだこともない(というか嫌がる)…。愛されていると全く感じれなかったんですね。
ですが彼は常に私に会いたがっていたんです。仕事終わり、どうせ家に行ったって、一緒にテレビを見て寝るだけなのに。私のラブランゲージは「時間」ではなかったため「なんで何も特に用事ないのに呼び出すんだろう。」くらいにしか思っていませんでした。むしろ忙しい時も会いたがるので面倒だと思っていたこともしばしば。何度も断ったこともあります。お互い、相手の愛情には気づけていなかったのかもしれません。
さらに、彼はイベントごとのプレゼントはいつもちゃんとしてくれていました。外食も私が財布を出したことはほとんどありません。今思えば、それも彼のラブランゲージの一つだったのかも。
でもこのことに気づいたのは、別れてから数年たってからでした。もし、付き合っている間にこのことを知っておけば、私ももっと彼の愛情を素直に受け取って、長続きできたかもしれないな、と思うとすごく悔しいです。
なのでこれはただの「占い」とかそんなのではないんです。知っておくことで、お互いの愛を見落とさなくなるんです。
今私は海外に住んでいますが、海外でこの話をすると、ラブランゲージという言葉自体、知っている人が多いです。愛情表現が欧米のほうが豊だからかもしれませんが、進んでるなあと思いました。
私のように愛を見落として別れてしまわないためにも、お互いのラブランゲージは知っておくのがベストです。