日本人って、ものすっっっごく年齢気にしますよね。
例えば初対面。敬語の有無にかかわるのも理由かもしれないが、だいたい「おいくつですか」て言うのが定型文のように入ってくる。
おそらくある一定の年齢超えたら言われなくなるんだろうが、この会話からも、日本人がいかに年齢にこだわっているかがわかる。
●目次●
年相応という魔の呪文
こだわるが故に、「年相応」と言う言葉が生まれ、気にしない人を白い目で見、みんながみんな「一緒に歳を取る」ことを強制化している。
筆者も日本人だが、このそもそも年齢を聞く文化も不快だし、いちいち会話をするたびに「私もう歳だわ」とか、「もう〇〇歳だから」というのを聞かなきゃいけないことにうんざりしている。
なので1人でも多くの人にこの「年齢の呪縛」から解き放たれて欲しい。そのために今回は辛口で批評を書いていこうと思う。
じゃあ例えば30歳と聞いて、あなたはどんな人、顔を思い浮かべるだろう?
35歳だったら?
子供の頃はみんな身長も顔の変化も似たり寄ったりだった。それでも年上に見られる子だっていたし、いつまでも下に見られる子もいた。
だがその差は、歳を取れば取るほど正直大きくなり、また、高齢になるとその差は少し狭まる。
何が言いたいか?
少なくとも見た目において、年齢が一緒であれ、見た目には差がある。
じゃあ何を基準として、「30だから」「35だから」をいうのか。30の基準の顔ってなんだろう?ならなくちゃいけないのか?
「30だからこの化粧はダメ」「30だからこの服はダメ」。こういう会話をする理由が分からない。
老けた顔の人がその化粧が似合わないなら「その人に」似合わないんだし、あくまで根本突き詰めれば「似合うかどうか」のはずなのだ。その人の見た目に。
これは個人的見解にはなるが、はじめは、老けてしまった人が仲間が欲しくて作り上げた概念じゃないかと思う。
たとえば太ってしまって、「ミニスカートが似合わない。でも、みんな履けないなら、私だけが似合わないんじゃない。
そう 、みんな同い年だからみんなもうこの服装はダメなのよ。歳に合わないのよ。」
と、日本人の集団属性意識を利用して嫉妬から生まれたものじゃないかと思う。
そして日本人得意の「同調」によりその意識が広がり、それを気にしない人を白い目で見、後に生きる人たちがそれを「年相応守らないと白い目で見られる」という感覚を徐々に覚えていったのではないだろうか。
脳はすごく素直である
人って不思議な生き物で、自分が言う、思う姿になろうとしていくものなのだ。こんなことを言うとスピリチュアルとか言われそうだが、そういうわけではない。
周りで思い出してほしい。ネガティブになりがちな子は、子供時代、親に否定されて生きてきたのではないか?
すぐマウントを取りたがる子は、親がくらべながら育ててないか?
有名な話でいくと本田圭介は小学生の頃にすでに、はっきりと夢を思い描き、そしてかなえている。
本人の努力、才能はもちろんだが、そのコンディションに体は「なっていく」部分もある。
話は少し逸れたが、 なぜ有名人はあんなに年を重ねてもきれいなのか?それは、自分の見た目に自信があるから。若く保つ努力をし、その結果が出ているという自信があるからに他ならない。
じゃあ、 40歳の安●奈●恵さんにむかって、誰かが「おばさん」というだろうか?絶対言わない。だって、「おばさん」の見た目じゃないから。
でも一般人が集えば、40歳の人に対して「年だ」「若くない」「おばさん」という言葉を使うだろう。
有名人は例外なの?違うでしょ?一般人でもきれいな人はわざわざ同調したいがために「私年だから」なんて言う必要ないんだよ。
似合う恰好ならなんでもいいんだよ。本来ファッションってそういうもんでしょ?
その場しのぎの付き合いの人の陰口を気にして、その周りに合わせた年の取り方、恰好をするのはもったいない。「年だ」という呪文を自分の中から消さない限り、脳は純粋に「年だから年相応にならなきゃ」と順応していってしまう。
私は年齢の話には一切入らないようにしている。悲しいことに、私は30だが、もうみんな「おばさんだから」「若くないから」の連呼だ。
私からしてみれば、おばさんの子もいるし、綺麗な子だっている。「年齢」という数字を知っているだけで全て一緒にしたくもされたくもないのだ。
日本人は同調大好きで、年を早く取るのも好き。海外の人は「年なんてただの数字」
日本人はとにかく「一緒」が大好き。一緒になって「年だよね」っていうだけで友達でいられる感が出るし、それに反発すれば「あんたってさ~」と批判対象になる。
そしてなぜか「今年●●歳」となってもいないのに次の年を言う。あれはきっと、4月生まれの人向けなんだよな。「今年でまとめればみんな一緒♪」っていうね。別に今の時点の年齢言えばいいじゃない。しょうがないじゃない。早い人は早いんだから。
海外に目を向けてほしい。海外かぶれしたいわけではないが、「Age is just the number(年齢はただの数字)」という考え方が一般的だ。
だから「私年だわ」なんてことはほとんど言わないし(いうのは本当に年の時だけだね)、 自分が何歳だから何をしたらいい、ダメなんて概念はない。
ドラマはその国の文化の象徴だが、どのドラマを観ても、いくつになってもパーティーは着飾るし、ミニスカだって履く。きれいならね。逆に太っていたらそんなのは着ない(単純に似合わないから)。
あなたは世間のために生きている?自分のために生きている?
ただ同調するためだけに、あなたは年を早く取りたいですか?本当に、美容にも影響していきますよ。だって気にしてない生き方の人周りにたくさんいますが、実年齢よりもはるかに若い人が多いですから。
あまりにも「年相応、同調でエイジング」の文化に怒りを覚えているので、乱雑な長文を失礼しました。でもね、綺麗でいたいなら、年齢の話なんて右から左に流して、いかに自分が「きれいで似合う恰好ができるか」追求した方がよっぽど有意義ですわよ。