「英語を使った仕事がしたい」「字幕翻訳って楽しそう」「関西で字幕学校に通いたい」同感です。私も翻訳家を目指す一人です。ですが、一度調べたことがある人ならお気づきかと思いますが「字幕翻訳」いわゆる「映像翻訳」の仕事に就くための学校が、関西圏には本当に少ないです。
ですが諦めることなかれ!映像翻訳業界の中でもトップのシェアをもつ【映像テクノアカデミア】。この学校は東京でだけでなく。大阪にも分校?があるんです!!
今回は【映像テクノアカデミア大阪校】について徹底解説します。
●目次●
映像テクノアカデミアとは
簡単に言うと東北新社が運営する学校です。「東北」と聞けば、映画好きならピンとくるのではないでしょうか。そう、映画の「東北」ですよね!その中でも映像テクノアカデミアは「外画制作事業部」が担当しています。
外画制作事業部って?
文字通り、「外国の映像コンテンツを日本語版に制作する事業部です。業界トップのシェアを誇ります。吹き替えも字幕もせいさくしますし、最近では障碍者向けの字幕制作も。そんな外画制作事業部が手掛けた代表作品が大きいものばかりで腰が抜けそうです・・・。
映画
「ハリー・ポッター」シリーズ(ワーナー・ブラザーズ)
「ファンタスティック・ビースト」シリーズ(ワーナー・ブラザース)
「ミッションインポッシブル」シリーズ(パラマウント)
「007」シリーズ(ソニー・ピクチャーズ)
ドラマ
「ダウントン・アビー」
「ゲーム・オブ・スローンズ」
「BONES」
「glee」
「GIRLS」
「ブレイキング・バッド」
「ゴシップガール」
「メンタリスト」
他
これだけ見ても有名な作品ばかり!いかに東北新社がシェアが高いか推測できますよね・・・
映像テクノアカデミア大阪校のすごいところ:講師陣
またまたさすが業界トップの会社。講師陣がすごいんですよ!!!ちょっと覗いてみますか?
〇鈴木吉昭先生(代表作:「俺たちに明日はない」「シャレード」他)
〇林完治先生(代表作:「ハン・ソロ」「マトリックス」他)
〇岡田壮平先生(代表作:「ワイルドスピードシリーズ」「レオン」他)
〇古田由紀子先生(代表作:「シンデレラ」「幸せのレシピ」他)
他、東北新社字幕課スタッフさん
実際に、撮影中の裏話まで語ってくれたりくれなかったり・・・!?
では実際に、大阪校ではどのようなことが学べるのでしょうか?
【衝撃の事実】映像テクノアカデミア大阪校の授業は1年で完結できる
2019年5月19日~2020年3月15日予定
全20日(1日2時間×2コマ)
日曜日に2コマ
①13:00~15:00
②15:30~17:30
※定員30名
実は映像翻訳学校って、1年で終わるってまあないんですよ。早くて1年半。長いと3年くらいかな。ですが大阪校では、5月から3月の10か月で終了ができるんです!まあ、終了しただけじゃいみないんだけどね。
でも「とにかく早く字幕翻訳者になりたい」と思っていたり「何年も通うのはちょっと」なんて思っている人には、集中して1年で完結するのは嬉しいシステムですよね。でもなぜ、他校は1年以上かかるのに1年でトライアルまでいけるのか?ちゃんと理由があります。
映像テクノアカデミア大阪校は【字幕翻訳特化型授業】
映像翻訳学校に行けばだいたい、字幕翻訳をメインにしつつも吹き替えの授業があり、VO(ボイスオーバー)の授業があります。これをカリキュラムを分けて必須で取らなきゃいけなかったり全て組み込まれていたり形は様々ですが、たとえ吹き替えに興味がなくても大体が受けなければなりません。
でも映像テクノアカデミア大阪校は、【字幕特化】なんです。だから1年にまとめることができるんです。
そう、疑問に思う人もいるでしょう。でもこの理由もすごく的を得ているんです。(誰目線やねん)
吹き替え授業がないのは【仕事自体も首都圏がほとんどだから】
吹き替えって、同じ日本語制作でも、コストがよりかかるんです。声優さんの費用、スタジオの費用、音声さん手配、などなど。で、何が圧倒的に字幕と吹き替えで違うって、実は吹き替え翻訳を担当するからには、収録に出席しなければならないんです。
でも、収録現場も制作現場も残念ながらほとんどが首都圏。となるともし吹き替え翻訳の仕事が回ってきても、首都圏への出張ばかりという事になってしまうんですね。さらに、雇われならまだしも、ほとんどが映像翻訳家はフリーランスなので、実費なんです。
となると、なかなか現実的に考えて、関西圏で吹き替えの仕事で食べていくのは難しいという事。その事実を踏まえて初めからカリキュラムから抜いてくれているので、私からするとありがたいな、と思いました。
【知っておくべき事実】映像テクノアカデミアのトライアルはおそらく業界1レベルに難しい
私もうわさで聞いてはいました。私は別の翻訳学校に少し通ったことがあって、その時に先に卒業した先輩に聞いたんです。「映像テクノアカデミアは確かにすごいけど、ほんの一握りしかなれないらしいよ」って。
たった一握り、相当優秀な人だけ・・・。私の中でも絶望の鐘が鳴りました。「ゴーン」って。
でもね?そもそも考えてみたら、映像翻訳家1本で食べていける人なんて、日本でも両手で足りるかって言われるくらい少ないんですよ。もちろん兼業してる方もたくさんいるので、あわせればもっといますし、今はVOD(インターネット放送)のおかげで、需要は右肩上がりだとは言われてますが。
ここでビビるなら、やめといた方がいいんだろうなと思います。
実際に聞いちゃったんです、映像テクノアカデミアの先生に。「業界でトップクラス(多分トップってことで言ってる)に、トライアルが難しい」と。
実際に受かる確率はそのクラスにいる人のレベルによって異なるので一概には言えないらしいです。それでも。良くても3割もいかない。
私の解釈が正しければ 20~30人のクラスに一人、てぐらいのイメージを持っておかないと厳しいのではないでしょうか。
もちろん私もビビりました。だってこれは、高校の英語の授業の1人って言ってるわけじゃない。 誰もが「英語が好きで、仕事にしたくて」どれくらいの本気度かは知らずともレベルの高い人たちが受けに来ているクラス。その中でも受かるのはたった1人か2人・・・。
でももともと、すんごい狭き門ですもの。映像翻訳って。英語が好きな人なんて5万どころか5千万人くらいいそうだし(勝手な適当すぎる計算)、英語好きなら一度は憧れたことありそうな職業ですからね。
トライアルの話ついでに気になるのは、【再チャンス】ですよね。
ちなみに:トライアルは受講後も受からなければ年に1回は再チャンスがある
逆に言うと年に1回しかありません・・・。ひえ~!私が知っている映像翻訳学校ではトライアルは年に5回ほどあったような・・・。相当厳しいんですね。厳しいんでしょうよ。学校自体が5月から3月まであって、最初に受けるのが4月。卒業時のトライアルです。
これが先ほどの【1人か2人】。で、もしこれに残念ながら落ちてしまった場合は、次が翌年の秋、だそう。長い・・・。まあ1発で受かればいいけど、そうでなくても相当な根性とセンスもいるということなのでしょう。
映像テクノアカデミア大阪校の受講料金
たった一握りしか受からなくても、それでもやってみたい!って人だっているはず。そうなると次に気になるのは料金ですよね。
受講料は通常、入学金3万円+受講料33万円の36万円(税込み)です。
ですが今なら朗報!下記条件を満たせば、21,600円も安くなるんです!!!
入学申し込みを2019年2月28日までに完了する
入学金と受講料の支払いを2019年3月8日までに完了する
※入学定員に達し次第締め切り
映像テクノアカデミア大阪校の募集要項
映像テクノアカデミア大阪校は、講師が大阪に出張して現地で授業を行うスタイルと、テレビ会議システムで東京と大阪をつなぐ授業スタイルを併用して行います。
授業は1か月に約2回のペースです。
対面授業時に受ける場所です。
愛日会館(大阪市中央区本町4-7-11)
テレビ会議システムを使って授業を受ける際の会場です。
新梅田研修センター(大阪市福島区福島6-22-20)
必要なものは…
- ノートパソコン(Windowsのみ!)マックだとソフトがありません・・・。
- 字幕制作ソフトSST-G1またはNet SST-G1
SST-G1は買い切り型なので期限がなく、購入価格は178,200円(税別)
Net SST-G1は使用日数に期限のあるチケット制です。
ライセンス購入価格は58,900円(60日チケット付き)
追加チケット価格(30日)5,980円
追加チケット価格(90日分)14,940円
追加チケット価格(180日分)23,800円
※すべて税別