日本の電話番号を海外で使う方法は、意外とシンプルでコストも抑えられます。特に、便利で安い選択肢を知っておけば、現地でも安心して日本からの着信やSMSを受けられます。仕事や家族との連絡、銀行認証などにも欠かせないため、「日本の電話番号を海外で使う」ニーズは高まっています。筆者はニュージーランド移住1年目はmineo、2年目は楽天モバイルに乗り換え。楽天モバイルは海外データ通信が毎月2GBまで無料/超過後は128kbps、必要なら1GB=500円で追加できるため、短期渡航でも“便利で安い”と感じています(対応国は約91)。
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●目次●
日本の電話番号を海外で使う最適な方法
海外在住歴が長く「もう日本の番号は必要ない」とならない場合は、基本的には日本の電話番号を維持したいですよね。そして日本の番号も使いたい。となればローミングをするのが一番簡単です。しかし、料金もまちまちなので何が一番得かをしっかり考えてみましょう。
私は日本の番号をキープしたくて、当時一番安価だと思ったmineoを契約し、最低プランにして課金し続けました。海外からもSMSが受信できるのでこれは満足でした。ただ、国をまたいで月2GB無料でインターネットを使えるということにひかれて楽天モバイルに乗り換えました。
ローミングサービスを利用する
最も手軽なのは携帯会社のローミングです。auは800円/日〜に加え、対象プランなら毎月15日分無料など特典もあります。ドコモも対象プランで最大30GB・15日まで追加料金なしといった提供があるため、自分の料金プランの特典を確認した方がいいでしょう。データ使い放題が魅力ですが、その分お金がかかるため、長期滞在には向いていません。
主要キャリアの海外ローミング比較表
キャリア | 無料データ量 | 料金の目安 | 特徴 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 月2GBまで無料 | 超過後は1GBあたり500円 | 66の国と地域で利用可。短期旅行や出張に便利で安い |
ドコモ | 無料なし | 1日あたり980円〜2,980円 | 定額で安心だがコストは高め |
au(国際データ定額) | 無料なし | 1日あたり980円〜2,980円 | 提携国が多く安定した通信 |
ソフトバンク(世界対応ケータイ) | 無料なし | 1日あたり980円〜2,980円 | 長期滞在向けの追加プランもあり |
👉 他のキャリアは1日あたり数千円かかるのに対し、楽天モバイルは2GBまで毎月無料。「便利で安い」選択肢と言えるでしょう。
楽天モバイルは毎月2GBまで無料でデータローミングが使え、楽天モバイル利用者限定のアプリRakuten Link経由の国内通話は無料になるケースも。家族割適用なら3GBまで968円(税込)!海外で使うからって事前の手続きもいらず、料金も変わらないのがありがたい存在です。

楽天モバイルは楽天モバイルユーザー限定のアプリを通せば電話料がいらない場合も多いです。なんだかんだ、銀行に問い合わせをするだったり、日本への電話はゼロではないので、ここをカバーできるのがうれしいですね。
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日本のSIMカードをそのまま使う場合の注意点
一部の格安SIMでは海外利用が制限されている場合があります。また、滞在先によっては通信速度が遅くなる、接続が不安定になるといった問題も起こりがちです。
あとは、データ通信をたくさんしたいけど価格を求める場合は、現地のSIMを買って入れ替えるのが一番です。※SIMロックがかかっていないか確認は大事です
便利で安いサービスの選び方
端的に言うと安さ重視で番号だけキープしたいのであればPovo一択。海外から電話が掛けられるだけでいいなら050Plusなどの通話アプリがおススメです。
Wi-Fi通話アプリや050番号サービス
「050番号」を取得できるIP電話サービスは、海外からでもインターネット回線を利用して日本の電話番号として通話が可能です。特に「050 plus」などは月額料金が安く、通話料も低コスト。便利で安い選択肢として人気があります。ただし、これだけではSMS受信ができないのでSMS受信をしたかったらやはり格安スマホのSIMを手放すわけにはいきません。
ただこれも楽天モバイルアプリのLINKSアプリを入れて入れば無料でかけられるので、海外に滞在し日本の番号をキープしたいなら不便のない楽天モバイル一択でいいかと思います(月額は最低料金の980円でOKです)
格安SIMやeSIMを活用する
渡航先の空港やオンラインストアで購入できる現地SIMやeSIMを使うと、インターネットが快適でかつ日本の大手回線をローミングするよりはるかに安くなります。
日本の番号でSMSを受けたい場合は、日本のSIMをサブ回線に残し、データ通信を現地SIMに任せる「デュアルSIM運用」が便利です。
また、楽天モバイル(毎月2GBまで)のように海外ローミングを無料で利用できるキャリアを選べば、追加コストを抑えながら日本の電話番号を維持できます。海外でのデータ通信と日本の番号利用をバランス良く両立できるのが魅力です。

利用方法と注意点
ただSMSを日本から受信し、日本の番号をキープしたい場合は一番安いのはPovoです。
なんだかんだ海外に住んでいても銀行関連のやり取りの認証コードだったり、SMS受信は欠かせません。SMS受信だけしたい場合はpovoで十分でしょう。
ただし、180日に一度トッピングをしないと解約対象になるので、忘れずにトッピングできて最安値で番号維持したい人向きです。
ただ、到着してから格安SIMを買うまでの間や、常にインターネットを使える安心感もプラスしたい、日本への電話も安くかけたいのであれば月額980円するものの楽天モバイルがおススメです。
非対応地域に注意
楽天モバイルは世界中の主要な国・地域で便利に利用できますが、一部の国や都市では非対応の例もあります。たとえば、ラオスではローミング接続ができなかったという利用報告があり、また中東・アフリカの一部(イエメン、イラクなど)は公式対応エリアに含まれていません。
そのため、渡航前には楽天モバイル公式サイトの「海外ローミング対応国リスト」で、自分の渡航先が利用可能かを必ず確認しておきましょう。
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まとめ
「日本の電話番号を海外で使う」方法は複数あり、状況に応じて選択できます。短期旅行ならローミングが便利ですが、料金面を考えるとeSIMや現地SIM、通話アプリとの併用が安い選択肢です。
中でも、楽天モバイルは海外ローミングを2GBまで無料で利用できるため、短期出張や旅行には特におすすめです。ただし一部非対応地域もあるため、渡航先に合わせた準備が必要です。便利で安い方法を上手に組み合わせれば、海外でも安心して日本の電話番号を活用できます。
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