30代女性が女の友情をうまく育むには？ハムより薄い友情にしないために

大学を卒業してから数年で、だいぶん友達が減ったなと感じる方も多いのではないでしょうか。筆者も大学卒業2年ほどは必死に友情をキープするのに勤めていたものの、3年目以降、やっぱり疎遠な人が増えていきました。

もう友情関係は落ち着いたかなと思った20代後半に入ると、結婚、出産で、女の友情はさらに変化がおきます。

独身と既婚の間に起こりやすい溝、そして子持ちと子なしの間にも溝が生まれやすいですね。

このような、生活の変化に応じて友情関係が変わってしまいやすいのが悲しきかな、女の友情の特徴の一つでもあります。

そこで、女の友情を、環境の変化にも負けないように育むにはどうしたらいいか、実体験から解説します。

既婚者と独身がうまく友人関係を続けるコツ：押し付けない、マウント取らない

既婚者と独身でも、上手くいっている友人関係はたくさんあります。そこで共通してみられるのは「お互いの価値観を押し付けない」こと。

「まだ結婚しないの？」とか「旅行も自由にいけないの？」などなど、お互いの生活に口出しをしないことです。

独身女性は「結婚していない」ということを言われる続けるのは不快だし、子育て女性からしたら仕事のバリバリやってる感じや自由な感じは、ときに聞くのがしんどいこともあります。

そういったお互いの違いを理解し、お互いちゃんと尊敬していれば、そもそもそんな価値観に口出したりマウント取ったりはしないでしょうが。

お互いの生活を尊重して、その上で今まで通りいろいろな話をすれば、そんなにお互いにトゲを感じることはないでしょう。

実際にやっぱり、独身と既婚の間でマウントを取り合って不仲になった人も結構聞く。私自身、高校の時にすごく仲良かった友人にものすごい勢いで結婚を機にマウントを取られて、我慢の限界が来て縁を切ってしまった経験があります。

お互い、尊重し合えていれば、言いたいことを言っていれば、マウント取られたときに不快だったことを率直に伝えていれば縁を切るなんて避けれたことなんだろうけど、やっぱりなかなか仲良かったとしても伝えづらいから、お互いが同じ環境の時以上に気を使う必要はあると思うよ。

独身同士の女友達との付き合い方

正直なところ、独身同士の女友達の付き合い方も注意が必要です。お互いが彼氏がいない状態だったりすると、ついつい「彼氏代わり」のような感じで「依存」してしまいがちです。

毎週一緒に遊んだり、週に何回もご飯を食べたり・・・。楽しいのですが、あまりにも距離を近く、依存してしまうと、どちらかに彼氏ができたり、結婚が決まったときに一気に崩れてしまう危険性もあるのです。

恋愛とも共通してきますが、きちんと「1人でも楽しめる」自立した女性同士での付き合いが大事です。ほんとに、これは体験談ですから。今まで当たり前にいた彼氏のようなレベルで仲良くしていた女友達がフッと「消え」ちゃった時の打撃は計り知れません。

焦りや妬みなどを感じることもあるでしょう。そうならないために、お互い結婚したいならお互いの婚活を応援したり、結婚願望が2人ともないなら、共通の趣味を楽しんだりと、ただただ「彼氏」のようにしないようにしながら付き合うのが一番です。

またもや体験談ですが、突然女友達に子供ができて、それまでは週に1度以上家にいき、パジャマもおかせてもらっていた友達の存在が遠のきました。実家に帰ってしまい、会うこともなかなかできなくなり、結構辛かったです。振り返れば「彼氏代わり」のような存在になっていたなと反省しています

子供あり・子供なしの友情関係で気をつけること

環境が違えば、多少なりとも不具合が出てきます。子供がいる人、いない人の間にも多少なりとも溝が生じやすいです。

気をつけるべきことは、やはりお互いの価値観を大事に、存在を尊敬することです。

子供がいるから偉いとか、子供なしで自由にしてるのがモヤモヤするとか、そんなふうに思い出してしまうとおそらく言葉の節々に嫌味が出てくることも。

特に子供がいない場合、あえて子供を作っていないのか、欲しくてもできていないか、当人にしかわからないこともあります。

不妊治療をしている人の中には、いくら仲良くても友達の子供を見ることすら辛い時期もあるそう。お互い深く勝手にズカズカ入りすぎず、楽しい時間を共有できたらいいよね。

なので、「子供はまだなの？」は今時デリカシーなさすぎるので本当にやめましょう。たとえ仲良くても、本当のところ本人が苦しんでて言えていないことだってありますからね。

子供いる相手には逆に「また相手の家でしか遊べないのか」とか「大人同士だけで会いたいのに」とか不満が出てくることもあるでしょうが、ここもお互い傷つけることなく、お互いが妥協できたらいいですね。

今回は子ありでお家でランチ、次回は預けてもらって大人だけの時間とかね

女の友情関係は壊れやすい、でも接し方次第

社会人になって一番辛かったのは、女の友情がいかに脆いかということを体感してしまったことです。

私自信人生、常に友達ファーストで生きてきました。友情だけは、絶対に一生続けられると思っていたから。

でもそれは買い被ってました。いくら友達でも、他人は他人。なんでも許されるわけじゃないし、接し方は「親しき中にも礼儀あり」。

恋愛と似てますが、接する回数が減れば減るほどどうしても疎遠になってしまうし、だからといって結婚して遠くに行ってしまったら、会うのも難しい。さらには子供がいる人といない人のお互いの理解も必要になってくる。

「男性ならこんな思いはしないのに！」と何度も思いましたが、そんなこと言ったって仕方ありません。

続けるのが難しい女友達の人間関係ですが、この30代の時期を乗り越えた友情はきっとこれこそ一生ものでしょう。

おばあちゃんになってもお互い仲良くいれるように、お互いの違いを認め、尊敬し、平和に仲良くやっていきたいものですね。