学生時代の恋人のことが忘れられない、長年片思いしていた人のことが忘れられない、元カレは結婚しているのに忘れられない・・・。忘れられないことで悩むって辛いですよね。昔のことになればなるほど、周りにもその心境を言いづらい。
「こんなに前の恋愛を忘れられないなんて私はどこかおかしいんだろうか」。そんな風に思ってしまうことすらあるかもしれません。
筆者にも忘れられない人が一人いるのですが、それももう10年以上前に付き合っていた人の話。もう誰かに「忘れられてない」なんて話すことはありません。
でも、自分の気持ちを整理して、明るく今後生きていくために、まずは今「忘れられない」という自分の気持ちを理解して、整理を一緒にしてみましょう。
●目次●
忘れられない相手の特徴と理由
「そんな長年忘れられないなんて、どんな偉大な人なんだ!?」と自分でも問いかけたくなりますが、 実は偉大とか、スペックがいいとかどういう話ではなくて、それぞれ理由があるはずです。分析をしてみることで冷静になれることもあるので、一度理由を考えてみましょう。
忘れられない相手の特徴と理由❶引き留めたけど振られた人
「自分は好きなのに、引き留めたけどフラれてしまった」こんな場合は引きずりやすいですね。人間は手に届かないものほど、自分が満足していないときほど追い求める傾向があります。
特に泣きながら引き留めてもフラれた場合などは、なかなか立ち直れず、その場しのぎに他の人と付き合ってもずっと印象に残っていることがあります。
忘れられない相手の特徴と理由❷歴代恋人の中で一番関係性が良かった
顔がいいとか稼ぎがいいとか性格がいいとかではなく、自分との関係性で比較したとき、「あ、一番心と心が通じてたな」とか、「喧嘩は多かったけど向き合えてたな」とか思える人の場合、ほかの人と付き合っても、思い出してしまうことがあるでしょう。
人の恋愛話を聞いても「私と彼の方が真剣恋愛だったな」とか、「私もあんな恋愛してたな」とか、「いい恋愛」の話に触れるたび、思い返すことも多いかもしれません。
忘れられない相手の特徴と理由❸片思いが長かった
付き合っていなくても忘れられない人もいるでしょう。片思いの場合、実際に彼と恋人関係になっていないことから、彼の悪い面を見ることも少なく、よりいいイメージを持ちすぎて忘れられないということもあるかもしれません。
もし告白せずに終わっているのであれば、「いけたかも」みたいな感覚の希望も持ってしまうため、より諦めにくくて心に焼き付いている場合もあります。
忘れられない相手の特徴と理由❹初恋だった(初めてが多かった)
初めてのデート、初めてのキス、初めての彼氏など、「初めて」が多かった人にも執着してしまう傾向があります。初めてってやっぱり特別ですよね。言い方が悪いですが、出産でも第一子の出産が一番鮮明に覚えているのと同じで、「初めて」の時の感覚の研ぎ澄まされ方は精神上、けた違いです。
初めて男性と手をつなぐ、初めてキスをする、初めて本気で恋する、そういう相手だったとしたら、心に残ってしまっても仕方ないです。むしろ責めず、きれいな思い出として残せれば幸せですよね。
忘れられない相手の特徴と理由❺後悔が残る恋愛だった
「あの時あんな我儘言わなければ・・・」失恋ソングの歌詞でもよく出てくるような、こういう感情が多ければ多いほど、忘れにくいです。「叶わなかった夢」っていまだにちょっと悔しいな、とか切ないな、って感情わきますよね。それと一緒です。後悔が多ければ多いほど、その後悔で自分を追い詰めるとともに、より心に深く刻まれるため、忘れづらく、残ってしまうこともあります。
忘れられない相手を思い出してしまう場面
四六時中思い出すことはなくなっても、時折思い出してしまうタイミングってありますよね。事前に自分でタイミング、場面をある程度把握できていれば、「ああ、ちょっと今おセンチなってるだけだな」って許してあげることができるので、参考にしてみてください。
思い出の場所に行ったとき
2人で行った思い出の場所や、待ち合わせによく使っていた場所など、思い出スポットは要注意です!人間の記憶って不思議ですけど、普段なんともなく過ごしていても、そういった思い出の場所に出くわしたとき、訪れたときのフラッシュバックは結構強いです。
連絡を取った時
共通の友達がいる、何かしら連絡を取る程度の関係で残っている場合、連絡を取るたび、相手の動向を知ってしまって落ち込んだり、期待をしてしまったりと精神上アップダウンが生じることがあります。
連絡を取った後しばらく落ち込んでしまうとか、感情に長期間支障が出そうだと思う場合は、連絡を控えることをお勧めします。
誕生日、記念日イベントなど
一番避けられないのが彼の誕生日。忘れられるわけないんですよね。「どうしてるかな」「おめでとうって言えたらな」なんて悶々とする人もいるでしょう。
でも、365日ある1日くらい、思い出すことに罪悪感は感じなくていいと思います。思い出せるくらい愛せたことに自信をもって、前を向けるきっかけになるといいですね。
別れて次の彼氏ができていない場合、クリスマスやバレンタインごとに思い出を思い返してしまうかもしれません。
忘れられない相手を思い出してしまったら
自分を責めてしまう人もいますが、責める必要はありません。
思い出してしまった自分を客観視できると意外と冷静になれます。「あ、また誕生日だから彼のこと思い出しちゃったんだな。でもそれだけ大切なひとだったんだね」くらい客観視できると◎
思い切って浸ってしまうのもありです!四六時中だと人生の時間がもったいないですが、誕生日や思い出の場所で思い出してしまったという一時的なものであれば、浸ると意外にも癒されたりもします。
無理に蓋をしようとする方が結果的に忘れられないことが多いので「忘れられない自分」を受け入れて観察してみることをお勧めします。
忘れられない相手、忘れるべきか?
よく「忘れられない相手がいる」というと、「忘れた方がいい」とか「忘れ方」みたいなノウハウを教えてくれたりとかしますが、必ずしも忘れなきゃいけないということではないんですよね。
もちろん、ずっと思い出に浸って動けなくなったり、これからの人生に目が向けられなくなってしまうのはよくないですが、ほんの年間数日、思い出して悲しくなったり浸ったりする分には問題ないでしょう。
ただ、数日しか思い出さずに済むようになるまでは結構時間も労力も実はかかったりするので、そのことについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
前を向いて生きていくための自分との付き合い方
「忘れられない人がいるのは悪いことではない」「無理に忘れる必要はない」と先述はしましたが、今後、忘れられない人がいるいないにかかわらず、前を向いて歩いて行かないといけないのは確かですよね。
忘れられていない度合にもよりますが、これだけは言えることがあるので紹介します。
忘れられない人と新しい人を比べない
これだけは、絶対にやってはダメです!付き合っているタイミングも、状況も、すべてが違います。そして人は1人1人全然違う。似たような人を好きになったからとて、似ている相手は忘れられない人本人ではありません。
「あの人はこうしてくれたのに」とか「あの人ほど好きになれない」とか、同じ天秤にかけてもいいことはありません。忘れられない人は、パソコンで言うと「(特別な)名前を付けて保存」でいいんです。分かりやすく言えばあなた限定のアイドルのようなもの。
アイドルと彼氏を比べたりしないですよね。それと同じです。人生の推しアイドルだとでも思って、異空間に記憶し、現実のパートナーとは切り離して考えてください。これだけは、強く言えます。
連絡は極力とらない
個人的に誕生日ラインをしたいとか、ちょっと面白いもの写メして送りたいとか、思い出したときって、連絡取りたくなっちゃうこと、あると思います。でも、相手との関係が恋人関係になる見込みがゼロの場合(既婚だったり、もう明らかに戻れないと分かっている場合)、連絡を取ることで、自分が結局忘れられずに思い返す時間が増え、前に進むことへのブレーキになってしまいます。
前を向いて歩いていきたいのなら、どんなに連絡取りたくなってもとらない方がいいです。残酷かもしれませんが。
思い出のものは目の届かないところに
よく「物は捨てた方がいい」と言いますよね。これは、見て思い出して悲しい気持ちにならないためです。とはいえ、沢山思い出の詰まったものを、捨てるまで勇気が出ない人もいるでしょう。
捨てなくてもいいと思います。ただ、目につくところは避けて、押し入れとかクローゼットの奥にしまいましょう。目につかなければ、思い出して悲しくなることもないので、事実上捨てたのと同じような環境で過ごすことができます。
元恋人のプレゼントを持ったままでも幸せに生きてる人は沢山いるので、持っているから恋愛できないということでもありません。あとは精神衛生上の問題なので、視界からは消すようにしましょう。
まとめ
忘れられない人がいることは、悪いことではありません。ただ、前を向いて今を生きていくためにも、対処法は覚えておきましょう。
シンプルにまとめると、忘れられない理由を知って、思い出したときはなぜ思い出したのか(記念日なのか、場所なのかなど)分析して、自分の気持ちを客観視し、そんな自分も受け入れる。忘れられないのは悪いことではないが、自分から連絡するのは控える、プレゼントなど思い出の品は見えないところに。
忘れられないほど愛した人がいるってことは、あなたはそれだけ深い愛を持った人間なんです。自信をもって、今を輝いて生きてくださいね。